2014-1-15 マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)
成田空港で出発前のB787型機で主バッテリーが発火した問題で、米国のNTSB(国家運輸安全委員会)は1月15日、専門家を派遣し原因究明で日本の航空当局を支援すると発表した。
派遣されるのは旅客機のシステムに精通したマイク・バウエル(Mike Bauer)調査官。
成田空港でリチューム・バッテリー発火に見舞われたのは日本航空のバンコックへ向かう予定だった707便、B787-200型機。1月14日、午後4時15分頃、約2 時間後の出発に備え準備中、機体前方胴体下部付近から白煙が発生しているのに整備士が気ずいた。
発煙源がリチューム・イオン電池を搭載した格納容器内と判り、調べたところ8個のうち1個のセルで発熱。電解液が飛散していたという。
日航では乗客、乗員が搭乗前で別の同型機に機体を交換し10分程度の遅延で同便を運航した。
日航、全日空は急遽、B787型機のリチューム・イオン電池をチェックが異常は無かったという。
図:事故調査報告書より
図:事故調査報告書より
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