月別: 2018年8月

スピツアー宇宙望遠鏡、打上げ15年間の成果

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我国では「スピッツアー宇宙望遠鏡」はほとんど知られていない。この望遠鏡は打上げ後15年経った現在、良く知られている「ハブル望遠鏡」と同等、若しくはそれ以上の天文学上の貢献をしてくれた。ここにその一部を紹介する。いつもながらのNASAの広範な活動と、支える米政府の対応に敬意を表したい。

NASA、初めての太陽探査衛星「パーカー」を打ち上げ —改訂版—

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8月12日日曜日早朝、NASAの「パーカー」太陽探査機(Parker Solar Probe)が太陽に向け打ち上げられた。探査機は今年12月に太陽に接近し、私たち地球に生命を育んでくれる太陽について、初めての詳しい科学情報を発信して呉れる予定だ。探査機は小型自動車ほどの大きさで、米東部夏時間(EDT)午前3時31分にユナイテッド・ローンチ・アライアンスのデルタIVヘビー(Delta IV Heavy)ロケットで、ケープ・カナベラル空軍基地No. 37発射台から打ち上げられた

8月の我国周辺海域における中ロ海軍の活動

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8月の我国周辺海域における中ロ海軍の活動は、我国メデイアは一切報じていないが、変わらず活発に行われている。宗谷海峡にはロシア太平洋艦隊旗艦を含む艦隊が、また九州南の大隅海峡には中国海軍の大型フリゲートを含む艦隊が行き来している。

「いわゆる戦犯」の名誉は回復されている、 あの野田佳彦が首相就任前に提起していた‼‼

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿である。数年前まで民主党代表であり内閣総理大臣であった野田佳彦氏は、平成17(2005)年10月17日に「戦犯に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問主意書」を提出し、次のように指摘した。「A級戦犯」と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではない。その人々の法的地位を誤認し、また社会的誤解を放置しているとすれば、それは「A級戦犯」とされた人々の人権侵害であり、内閣総理大臣の靖国神社参拝への合理的な判断を妨げるものとなる。

イージス・アショアの配備が前進

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イージス・アショア用として防衛省が選定したのはLRDRレーダー。この価格770億円が、当初発表された800億円に加算されたため1基の価格が1,340億円となった。これを捉えて高すぎる、米政府の言いなりで高額品を買わされる、などと言い立てて反対する向きがある。本稿では価格の問題、イージス・アショアの利点、などを解説し、その必要性を述べた。

都政運営は山下清の絵そっくり。2年が経過した小池知事

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿である。小池百合子さんが都知事に選出されて2年が経過した。2106年夏に小池都知事が就任して最初に手がけたのは、舛添要一前知事がすすめていた韓国学校の用地貸与計画を白紙としたことであった。これは新宿区矢来町にあった旧都立「市ケ谷商業高校」の跡地を、待機児童の多い新宿区が保育所の敷地に求めた要望を、こともあろうに舛添前知事が拒絶し韓国学校増設の用地としようとした。

「生産性」のない野党とメディア‼ 杉田水脈「LGBT論文」があぶりだし

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿である。杉田水脈(みお)衆議院議員に対し、差別主義者や人権蹂躙と誹謗中傷が、メジャーなマスメディアや野党国会議員などによって、卑劣なキャンペーンが展開されている。総合誌「新潮45」8月号の特集「日本を不幸にする『朝日新聞』という虚構」に掲載された杉田水脈(みお)衆議院議員の論文「LBGT(性的少数者)支援の度が過ぎる」をめぐってである。

「オウム大量死刑」についていろいろ考えてみた

本稿は木村良一氏の寄稿。最初は「ついにやったな」と思ったが、その人数の多さを知って驚き、その後に背筋が寒くなってきた。「オウム大量死刑」執行の感想である。

7月の我が国周辺におけるロシア、中国両海空軍の活動

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統合幕僚監部が発表した7月のロシア、中国、の海空軍が我国周辺で活動した状況は次の7件である。これ以外にも、中国海軍は7月中旬に東支那海で大規模な演習を行った。またロシア軍は択捉島で大規模な軍事演習を実施、さらに択捉島に戦闘機の配備を開始している。ロシア海軍情報管理局ブログ(8月3日)によるとロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦「クズバス」は、単独でオホーツク海で敵艦隊を攻撃する演習を行なった。