月別: 2022年3月

岸田政権はブレブレ・グタグダゆえに崩壊せず?

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。昨年秋の総選挙から半年が経過し、岸田文雄首相が就任した。また立憲民主党は泉健太代表が選出された。さらには労働団体の連合で、初の女性会長として芳野友子が就任した。
この半年間を見ると、岸田首相や立憲民主党の泉代表は頼りなく、フラフラして軸足が定まらない。それに比べて連合の芳野会長はブレることなく安定感がありドッシリしており、ウクライナのゼレンスキー大統領のように頼りがいがある。
岸田首相は、左翼論調のメディアの顔色を気にしブレブレだが、世論調査政権とも言い訳政権とも揶揄されている。

米国、ウクライナに戦車攻撃用ドローンの供与を決定

米政府は3月16日、ウクライナ支援のため新たに8億ドル(880億円)の軍用装備品の供与を決めた。これはすでに供与された2億ドル(240億円)に続くものである。新規供与の中には、対戦車攻撃用ドローン「スイッチブレード(Switchblade)」が含まれている。(A new US aid package to Ukraine will include AeroVironmate Switchblade drone designed to destroy main battle tanks. The white house announced March 16th, will provide Ukraine with an additional $800 million in the form of “direct transfers of equipment” as adding on previous $200 million aid.)

ロシア、北海道周辺で軍事力を強化・北海道侵攻を狙う

2022年2月からロシア海軍の北海道周辺における大規模演習が頻繁に行われ、併せて千島列島には択捉島に続き2021年末には松輪島にも超音速対艦・対地ミサイル「パスチオン」が配備された。数年前のプーチン発言「近く北海道解放作戦を考える」を考え合わせると戦慄を覚える。3月22日バイデン大統領は「プーチンはウクライナ侵攻が停滞、さらに内外から非難を浴び、追い詰められている。打開のため生物化学兵器の使用もあり得る」と語った。プーチンの選択肢の一つに北海道があることは確かだ。

令和4年2月、我国周辺における中露両軍の動向と我国/同盟諸国の対応

令和4年2月、我国周辺における中露両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し、それぞれの公的部門等から多くの発表があった。以下にその項目と内容を紹介する。注目すべきニュースは次の通り;
1. ロシア海軍、北海道周辺海域で演習:2月1日から15日の間、ロシア海軍は北海道に隣接する日本海およびオホーツク海南部の海域で、戦車揚陸艦を含む艦艇24隻で演習を行なった。また2月16日には、9隻の艦艇が宗谷岬をオホーツク海から日本海に向け通過した。
2. 陸上自衛隊主催の多国間サイバー防護競技会:3月1日久里浜駐屯地通信学校で米・仏・オーストラリアなどと陸海空3自衛隊が参加してサイバー戦防衛競技会を開催する。
3. 陸自水陸機動団と米海兵機動展開部隊が共同演習:3月4日から同25日の間、陸自水陸機動団・第1ヘリコプター団は米海兵隊第31海兵機動展開隊・第1海兵航空団と共同演習を実施する。
4. 米空母打撃群と海自が共同演習:2月4~7日、同16,17日、および同19~22日、米空母打撃群が東シナ海および西太平洋で行なった演習に、海自艦艇が参加した。

確定申告の時期になると思い出す「立花隆インタビュー」

本稿は木村良一氏の寄稿です。今は確定申告のシーズンである。それに付けても思い出すのは29年前、国税庁は「永田町のドン」金丸信・元自民党副総裁の脱税を摘発した。そして国税当局は、2010年には民主党小沢一郎幹事長の脱税疑惑を追求したが、こちらは不起訴処分。これについて疑獄事件に詳しい評論家の「立花隆」氏の考えをインタビューして回顧し、まとめたものである。