月別: 2015年12月

ロシア機、日本全域の周回飛行と北部日本へ接近飛行を行う

12-21 Tu-95

(27-12-21)にロシア空軍の戦略爆撃機Tu-95型機2機が日本海能登半島沖に接近、南西に飛行、沖縄本島と北海道を含む我が国のほぼ全域を周回した。また早期警戒管制機(AEW)ベリエフ(Beriev) A-50型機1機が日本海の北海道沿岸から東北沿岸にかけて飛行した。いずれに対しても航空自衛隊戦闘機が発進し、行動を監視、追跡し領空侵犯を防いた。

機体発注と客室改装の増加で、シート生産が間に合わない!

AA用ゾデイアック座席

この数年エアラインからの新造機発注が急増しているのに加え、使用中の機体の客室改装要求が増えているため、シート・メーカーは未曾有の受注残を抱えるようになっている。シート・メーカーは対応に追われているが、エンジニアの不足、部品サプライヤーの不足、それに型式証明取得に関わる問題のため、新造シートの引渡しが遅れ勝ちになっている。

危機の中の民主党、サバイバル戦略はあるのか!

今年も押し迫った12月18日、民主党と維新の党は、統一会派「民主・維新・無所属クラブ」の結成を衆院事務局に届け出た。新会派は計93人。(民主71人、維新21人、無所属1人)。しかし参院では、統一会派とはならなかった。

国内生産のF-35A初号機組立てが名古屋で開始

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我が国の次世代戦闘機F-35Aのライセンス生産初号機の組立てが始まった。三菱重工が、米国防総省が認定する”FACO”と名付けた設備、「最終組立てとチェックアウト・ライン(FACO=Final Assembly and Checkout Line)」を三菱重工小牧南工場内に「名古屋FACO」として設置し、ここで12月15日からF-35Aの最終組立を開始した。

中国艦隊、相次いで東シナ海から太平洋に進出

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防衛省統合幕僚監部の発表によれば、12月7日(月)および同13日(日)に、中国艦隊が相次いで東シナ海から東に向かい西太平洋に進出した。満載排水量23,000トンの最新鋭大型補給艦を伴っているところから、西太平洋あるいは南シナ海で演習あるいは示威行動を行う可能性が大きい。

エアバスA320neoの就航はルフトハンザで開始

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エアバスはこのほどA320neo初号機の引渡し先を、予定していたカタール(Qatar)航空からルフトハンザ(Lufthansa)に変更した。
搭載のP&W製PW1100G-JMエンジンに運用上の制限が課せられているためだ。制限を解消するためにP&Wは駆動シャフトのベアリングと関係ソフトの交換を進めている。改修が終わるまで、エンジンは始動後3分間アイドル運転を続けなくてはならない。

原発の安全性、誇張された被曝リスクは見直されるか!

TVA原発

現在パリで行われている「COP21」で、オックスフォード大物理学名誉教授ウエード・アリソン氏が提案した地球温暖化対策は、極めて現実的で説得力がある。その主張は「国民と原子力発電所の労働者の被曝許容量の制限値を現行の1000倍に引き上げる」と云うものである。

GE、新型ターボプロップでP&WC PT6Aが独占する市場に参入

GEのATP

GEエビエーション(GE Aviation)は、テキストロン・エビエーション(Textron Aviation)と共同で、新型ターボプロップ・エンジンを開発する、と発表した。新型ターボプロップはテキストロンが開発中の新型ビジネス機に搭載される。発表は、11月16日にラスベガス(Las Vegas, Nevada)で開催中の全米ビジネス機ショー(NBAA=National Business Aviation Association’s Tradeshow)で行われた。

  MRJ初飛行 日本の航空産業を活性化できるのか

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国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」が初飛行に成功した。国産旅客機の開発は、戦後初のプロペラ旅客機「YS11」以来、半世紀ぶり。それだけにMRJに大きな期待がかかる。果たしてMRJの開発は、日本の航空産業を活性化させ、自動車のような基幹産業へと育て上げる基盤となり得るのだろうか