「2022年度・小河正義ジャーナリスト基金」助成者決定


目的

本基金は、日本経済新聞記者・編集委員として、さらには本TOKYO EXPRESSの主宰者としても活躍した、故小河正義さんを記念して設立されました。小河さんは、航空分野をはじめ、米国ロシア等の国際関係、軍事、安全保障等、幅広い分野で健筆を振るい、また、その人懐っこい人柄で、多くの人たちに愛されてきました。

残念なことに、2017年11月11日に74歳で旅立たれました。まだまだ、活躍が期待された小河さんの遺志を踏まえ、日本でも組織の枠にとらわれず、真実を追求していくプロのジャーナリストを支援していきたい、というのが、本基金の趣旨です。

助成の内容

  • 対象者: 個人のジャーナリスト。活動内容によって、ジャーナリスト活動の法人も対象とする。若手を中心とし、国籍等は問わない。
  • 助成金額:30万円2人(2件)。単年度助成。連続応募は可能。
  • 助成者には、TOKYO EXPRESS等での執筆機会も得られます。

選考方法

第三者の専門家による審査委員会を設置します。応募書類を審査して、助成先を決定します。

審査基準

  1. ジャーナリストとして独自の活動をしているかどうか。
  2. 活動分野は航空分野、国際関係、軍事等、小河さんがカバーしていたエリアのほか、それ以外の分野でも構わない。
  3. 若手のジャーナリストへの支援を重視します。

応募手続き

  • 別添えの応募書類の作成・送付。
  • 活動内容を示す書籍、原稿等があれば、コピーをお送りください(なお送付書類は返却できません)。

応募期間

次回の募集期間は未定です。

応募方法

応募書類は応募期間中に電子メール添付でご送付ください。

送付先メールは:green@rief-jp.org

出版物等の郵送は基本的に受け付けません。

問い合わせ先は上記のメールアドレスでお願いします。

助成対象者について

助成対象者が決定次第、助成者の一覧ページにて掲載いたします。

2020年の「第四回小河正義ジャーナリスト基金」の助成対象者は、出井康博(いでい・やすひろ)氏と、村上力(むらかみ・つとむ)氏のお二人です。お二人ともフリーのジャーナリストとして活躍中です。詳細は、上記の助成者一覧ページをご参照ください。

助成の決定について

応募された方には、事務局から選考結果をお知らせします。選ばれた方には、後日、助成式を予定しておりますので、そちらにご参加いただくことになります。

※助成金は、助成手続き完了後1カ月以内に指定の口座に振り込みます。
※助成期間終了後1カ月以内に報告書(助成金の収支報告、活動内容の概要、活動についての自己評価等)を提出していただきます。

基金への寄付の御案内

本基金では、趣旨に御賛同いただける方からのご寄付も受け付けています。寄付金の振込先は次の通りです。

三菱UFJ銀行

神田支店

普通口座、口座番号 0549590

口座名義「小河ジャーナリスト基金(オゴウジャーナリストキキン)」

小河正義(おごう・まさよし)さんの略歴

OGOPA052257OGO

1943年3月4日、香川県高松市生まれ
高松高校、慶応大学文学部を卒業後、航空管制官を経て、1970年、日本経済新聞社入社。運輸省記者クラブ、旧国鉄クラブ等に所属、運輸・航空記者として活躍した。その後も、社会部編集委員として各方面に活動領域を広げ、1994年秋には、ボーイングの当時の社長を招聘し、日本の財界関係者を網羅する「日米航空の夕べ」を主宰したほか、2004年春には、「ロシアの夕べ」を主宰し、日ロ経済協力に貢献するなど、内外で幅広い活動を展開した。また阪神淡路大震災の打撃を受けた神戸市の復興支援にも尽力した。日経退社後も、ウェブを通じての情報発信のほか、日本プレスセンターで「時局懇話会」を定期的に開催するなど、異業種交流、異種人材交流の場を提供した。しかし、持病の心臓疾患の影響で、2017年11月11日に、心不全で亡くなった。享年74歳。