月別: 2016年6月

ロシア海軍IL-38型哨戒機、連日本州の三陸海岸沖を飛行

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防衛省統合幕僚監部によれば6月27日と同28日にロシア海軍の対潜哨戒機IL-38型機2機ずつが本州三陸海岸沖の空域に接近、情報収集を行った。いずれの場合も空自戦闘機が発進、警戒に当たり、領空侵犯を防いだ。

「イルクートMC-21」、エアバス・ボーイングの独占市場に参入

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「イルクートMC-21」は、双発、150-212席の中長距離用のロシア製狭胴型旅客機である。ロシアの国営航空機企業UAC (United Aircraft Corp)傘下のイルクート(Irkut)社が製作する。英語名は「MS-21」、ロシア語では「MC-21」と呼ぶ。これは“Magistralny Samolyot 21 veka”、つまり”Airliner of the 21st Century(21世紀の旅客機)”の意味で、世界市場に打って出ようという意気込みを込めた名前になっている。

20-22日の連日、中ロ艦艇多数が我が国周辺海域を航行

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。防衛省統合幕僚監部によると、このところ中国及びロシア艦艇が頻繁に我が国周辺海域を航行している模様。この中で21日に対馬海峡を南下したロシア艦隊に戦車揚陸艦3隻がいるのに注意、中国海軍と共同で東シナ海で島嶼上陸演習をする気なのか?

6月19日にも中ロ艦艇、我が国周辺で不審な行動

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防衛省の2つのチャンネルから6月20日付で、相次いで中ロ海軍の動きに付いて発表した。国内マスコミは一部で小さく取り上げたが、ほとんどが黙殺、報道しなかったので、ここに内容を紹介する。

中国艦隊/東シナ海から太平洋へ、ロシア潜水艦/宗谷海峡を東進

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去る6月9日以降、我国領海や接続水域への中露海軍艦艇の侵犯事件が続いている。一般マスコミは取り上げていないが、その後6月17日にもこの状況は続いている。これらの状況から、彼我の海軍力の格差がますます開いていることに危惧の念を抱かざるにいられない。

中国・ロシア海軍艦艇の動き、我が国周辺で活発化

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防衛省統合幕僚監部の発表(28-06-15)によれば、6月15日午前3時半頃中国海軍のドンデイアオ級情報収集艦1隻が鹿児島県屋久島の西にある口永良部島の西側領海に侵入、南東に進むのを鹿屋基地第1航空軍所属の「P-3C」哨戒機が発見した。この情報収集艦は屋久島南の領海を出て南東方面に向かった。中国海軍艦艇が日本領海に侵入するのは極めて異例で、2004年11月に中国海軍原子力潜水艦による侵犯事件以来のこと

ボーイングKC-46Aタンカー問題は解決へ

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ボーイング防衛・宇宙・保安部門(BDS=Boeing Defense, Space & Security)は、2011年に米空軍の次世代タンカーとして「KC-46 A」型機を提案、エアバス/ノースロップ・グラマン提案の「KC-30」を退け、条件付きながら175機の受注に成功した。しかしC-17大型輸送機とA-10地上攻撃機への給油試験で新たな不具合が生じ、空軍への納入スケジュールに影響が出てきた。

「民共合作」―シロアリの餌食になる民進党

第24回参議院選挙が6月22日公示、7月10日投票で実施される。

この選挙の焦点は、与党の自民・公明では、対外的には防衛・安全保障の基盤強化、国内的にはアベノミクスの推進に向けた「政治の安定」である。

一方、野党の民進党・共産党のアピールは「一強他弱の打破」であるが、どのような政治を目指すのかが全く見えてこない。