月別: 2024年6月

NASA電動航空機計画 /「マグニクス」のダッシュ7改造機

NASAの「Electrical Powertrain Flight Demonstration (EPFD)(電動航空機飛行実証)」プロジェクトは、ハイブリッド電動航空機の実用化を目指す計画。別途NASAでは「Integrated Aviation System Program (IASP)」(統合推進システム)で取組み中の出力MW(メガワット)級の推進システムの完成を急いでいる。EPFDは、このエンジンを使う最大180席の単通路旅客機の実証飛行試験を目指している。EPFDでマグニクス、GEの2社を選定、既存の航空機に新しい電動推進装置(EPU)を取付け2025年頃に実証試験を行い、2030~2035年の民間機に導入を考えている。
(NASA’s Electric Powertrain Flight Demonstration (EPFD) project focuses advancing the future of aviation by introducing hybrid electric flight into a reality. Under NASA’s Integrated Aviation Systems Program (IASP), EPFD is accelerating the transition of megawatt (MW)-class powertrains to narrow body airliner carrying up to 180 passengers. EPFD contracted two companies, GE Aviation and magniX, who will conduct flight test of hybrid electric propulsion systems using existing testbed aircraft. Aiming to complete at least two demonstrations around 2025, and introduce the new systems by 2030~2035 in commercial airliner. )

満洲はシナではないと『紫禁城の黄昏』が喝破 ‼ ましてや日本の植民地でもなかった

《教科書で教えたい近現代史(その5)》
本稿は鳥居徹夫氏による論考である。上智大の渡部昇一教授(故人)は、「イギリスのジョンストンの著書『紫禁城(しきんじょう)の黄昏(たそがれ)』が証拠採用なら、「極東軍事裁判は全員無罪であった」と喝破した。
そもそも極東軍事裁判そのものが国際法違反であるが。
そもそも満洲国は満洲民族の国家であったし、中国の一部ではなく、日本の植民地でもなかった。満洲国は、日本の保護で治安の良い地域となり、満洲鉄道の沿線の開発も進み、産業も発達した

米空軍、有人戦闘機に随伴する無人機開発に2社を選定

米国空軍長官フランク・ケンドール(Frank Kendall)氏は今年4月30日、議会国防小委員会 (House Appropriation Defense Subkommittee)で次のように述べた;―
『空軍は2030年代末までに、有人戦闘機に随伴し協力する無人戦闘機「CCA= Collaborative Combat Aircraft(協調無人戦闘機)」を2,000機調達することを計画している。第1段階として2社、アンドリル社(Anduril)およびジェネラル・アトミックス社General Atomics)を選定、2029年までにCCA約100機を製造する。その後2年毎に契約を更新し、更新時には今回選に漏れた企業の参入もあり得る。』
(Air Force Secretary Frank Kendall told lawmakers April 30 at House Appropriation Defense subcommittee, the Air Fore plan to buy 2,000 Collaborative Combat Aircraft (CCA) through the late 2030s, only 100 will be build by 2029 for Increment 1, which awarded Anduril and General Atomics. After an initial award, more new contracts will follow on a roughly two-year tempo, he said.)

南京攻防戦はあったが、大虐殺はなかった‼

《教科書で教えたい近現代史(その4)》
本稿は鳥居徹夫氏による論考である。平成26年(2014)年12月13日、中国の習近平国家主席は、支那事変で「日本軍により南京市で30万人が虐殺された」と、従来からの主張を繰り返した。またユネスコに働きかけ、平成28(2016)年に、日本の見解も聞かないまま、一方的に世界記憶遺産へ登録された。
中国側が主張する犠牲者数30万人というのは虚偽である。また戦闘はあっても虐殺事件はなかった。国民党政府(蒋介石政府)から国際連盟に対して、ただの一回も「提訴」されていないと言う事実がある。
蒋介石は、「南京大虐殺」の「な」の字も主張していない。また共産軍の毛沢東も同様であった。
しかも南京攻略戦当時、現地に入った百人以上の従軍カメラマン・記者・文化人等の誰一人として、「大虐殺」について報告していない。もし「大虐殺」が実際に行われたのであれば、スクープ合戦をするが、実際には何一つ報道していない。つまり「南京大虐殺」はなかったのである。

屈折した対日感情の韓国 ‼   そもそも韓国は戦勝国でなかった

《教科書で教えたい近現代史(その3)》
本稿は鳥居徹夫氏による論考である。日本が「日の出ずる国」であり続けることは、中国大陸や朝鮮半島の支配者にとって、ガマンならぬことなのである。
日本は、聖徳太子以来、中国大陸の王朝や朝鮮半島との外交関係に苦慮し続けてきた。
韓国指導者や、韓国民の民族的コンプレックスは、ユダヤ人に対するドイツ人の感情に似ているのではないか。
優秀なドイツ人よりも、ユダヤ人がもっと優秀であり、世界中の金融を動かし、科学技術に優れていたからである。
ユダヤ排撃のナチスが、ドイツ国民の支持を受け政権を獲得した後に、数百万人のユダヤ人をガス室で殺害したのである。
まさにそれは、ユダヤ人抹殺を図ったホロコーストであり、ジェノサイドであった。
この異様で難しい民族との付き合いが2000年以上も続いている。
韓国民の日本国および日本人への感情は、まさにユダヤに対するナチスと同じ憎悪に満ちたもの、というのは言い過ぎであろうか。

3つのウソ「20万人の女性が、強制連行され、性奴隷にされ」は日本国民へのヘイト

《教科書で教えたい近現代史(その2)》
本稿は鳥居徹夫氏による論考である。韓国は、「明治日本の産業革命遺産」を紹介する「産業遺産情報センター」(新宿区)の展示についてクレームをつけ、ユネスコは日本に説明を求めた。
韓国は明治産業遺産の一つである端島(通称:軍艦島)について「朝鮮半島出身者が強制連行された」というウソを世界各国に発信した。
令和5(2023)年9月14日にサウジアラビアのリヤドで開かれたユネスコの世界遺産の会議で、日本は「強制労働の事実はない」と追加展示も行い、一次資料をもとに反論した。ユネスコは「日本側は適切に対応している」と評価した。
当時の韓国の言い分は、「歴史の真実を展示するな」「ウソの事実を提示せよ」というのである。
とりわけ前大統領の文在寅は、歴史を捏造し反日感情を煽り、日韓の合意ですらも日本が相手なら無視して当然という、まさにアウトローなのだ。
韓国は、軍艦島を「監獄島」などとレッテル張りをしたが、誰もそのようなことをいう元島民はいなかった。当然のことである。
戦後の韓国政府による日本タタキと日本へのタカリは、強制労働という反日キャンペーンは挫折した。
それ以前も慰安婦問題を取り上げ、「20万人の女性」「強制連行」「性奴隷」という「3つのウソ」を世界的に拡散し、日本への誹謗中傷を繰り返した。
当時の日本政府は、弱腰で無頓着、ことなかれ主義もあって、日本と日本人への名誉を棄損させた。

令和6年5月、我国周辺での中露両軍および北朝鮮の活動と我国/同盟諸国の対応

令和6年5月、我国周辺における中露両軍および北朝鮮の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し各方面から多くの発表があった。今月の注目すべきニュースは次の通り。ただし、台湾新総統就任に反対して行われた大規模軍事演習については5月30日掲載の記事を参照されたい。

(Military threats from Chinese, Russian Forces and North Korean are tensed up in May 2024. Japan and Allies conducted multiple large scale exercises for retaliation. Following were main issues. However, the China’s large scale military drills around Taiwan on May 23 and 24 ware reported as a separate issue on May 30, so please refer it.)

イスラム教徒が靖国神社で英霊に ‼   「怪傑ハリマオ」のモデル=谷豊

《教科書で教えたい近現代史(その1)》
本稿は鳥居徹夫氏による関係図書からの紹介である。昭和35(1960)年頃に『快傑ハリマオ』というテレビ映画が放映され人気を博した。ハリマオはマレー語で「虎」を意味するという。このテレビ映画は、大東亜戦争の前後にマレー半島で日本軍に協力したマレーの虎、谷 豊(たに・ゆたか)をモデルにしたという。テレビの舞台はインドネシアになっていたが、史実はマレーである。
 アジア地域の人々は、欧州諸国の植民地支配と、華僑の経済支配に苦しめられていた。ハリマオ=谷豊は、敢然として反英活動に邁進する。谷豊は、日本軍に協力しアジアの解放に大きな功績を残した。そして31歳でマラリアに倒れ、英霊として靖国神社に祀られた。