月別: 2017年11月

中国軍機、宮古海峡を頻繁に通過、遠洋訓練を常態化

西太平洋

H-6型戦略爆撃機を含む中国空軍機は、東支那海から沖縄県宮古海峡を通過、西太平洋に進出、遠洋訓練を行うことが常態化してきている。

防衛省統合幕僚監部の発表によると18日-23日の間に連続して3回も我国の防空識別圏(ADZ)を侵犯、宮古海峡を通過した。

ベルのV-280 テイルト・ローター機、間も無く試験飛行を開始、UH-60ブラックホークの代替を目指す

ベルV-280 バロー

1970年代から米軍のみならず我国などでも使用中の汎用ヘリコプター、シコルスキー製UH-60ブラックホーク(Black Hawk) の更新用として、ベル・ヘリコプター(Bell Helicopter) 社では次世代型テイルト・ローター機を開発中である。今年末からアマリーロ(Amarillo, Texas) で試験飛行を始める予定だ。

NASAが開発中の電動ターボファン旅客機と超小型電動飛行機X-57

NASA STRC-ABL

エネルギー効率と経済性に焦点を当てた航空のルネッサンスとも云うべき時代が間も無くやってくる。これからの設計技術者達は、飛行機の推進システムと機体設計を根本的に見直すことになりそうだ。NASAが検討中の電気動力航空機の概要を示す。

ドバイ・エアショー2017、エアバス・ボーイングの狭胴型機に空前の商談、我国からはC-2輸送機が参加

ドバイ地図

ドバイ・エアショーは、やや小さいが今年は注目すべきニュースがあった。一つはエアバス、ボーイングの新型狭胴機で空前の規模の商談がまとまったこと、もう一つは我が空自の新型輸送機C-2が展示され、湾岸諸国空軍幹部の注目を集めたことである。

与党の質疑時間は民主党政権で大きく削減 慣例となり既得権化した野党厚遇の時間配分

先の第48回衆議院議員選挙で当選した自民党の3回生議員が、森山裕国対委員長に対し「野党議員に質問時間が過剰配分されていた」とし「各会派の所属議員数に応じた配分」を申し入れた。 

 衆院選の結果、自民、公明両党は全体の67%にあたる313議席を獲得した。ところが質問時間の配分は慣例で「与党2割、野党8割」と野党に偏重している。

中国空軍戦略爆撃H-6K、太平洋上でグアム攻撃演習を実施

中国爆撃機H-6K

ハワイ真珠湾-ヒッカム基地にある米統合軍では、米国のデフェンス・ニュースに対し、10月31日火曜日、中国軍のH-6Kバッジャー(Badger)爆撃機が、米軍の要となる基地の一つグアムを標的にした攻撃演習を行い、ハワイ近くにも飛来したことを明らかにした。

ロシア戦略爆撃機Tu-95 2機が我国防空識別圏内を侵犯飛行

10-30 Tu-95

防衛省統合幕僚監部によれば(29-10-30)、同日ロシア空軍戦略爆撃機Tu-95型機2機が、本州日本海側舞鶴付近で我が国防空識別圏(ADIZ)に侵入、そのまま能登半島、佐渡島、男鹿半島沖を北上し、北海道宗谷岬沖を経て、北海道をほぼ半周、そこから宮城県沖を南下、千葉県の犬吠埼沖に達しそこで反転北上、同じコースを通り宗谷岬に達し、シベリア方面に退去した。

「小池百合子」という政治家は責任のとり方を知らない

 今回の衆院総選挙は、新党「希望の党」代表に名乗りを上げた東京都知事の小池百合子氏が、台風の目になると思われた。しかし、選挙戦序盤からその台風の勢いは衰え、あっという間に温帯低気圧に変わってしまった。