月別: 2020年3月

赤色巨星ベテルギウスの減光は自身が放出するダストが原因か?

Betelgeuse before and after dimming

北天のオリオン座(Orion)の左肩にある赤色巨星ベテルギウス(Betelgeuse)の光度が急速に低下しているのが観測され、超新星爆発の前兆ではないかと騒がれた。しかしその後の観測で、ベテルギウス自身から放出される大量のダストで光が遮られ、これが光度低下の原因であると、報じられた。

(Late last year, amateur and professional astronomers noticed that the red supergiant star Betelgeuse dimming quickly and significantly, with its brightness plummeting by 40 %. Was this getting ready to explode as a supernova? However, new study reported, it turns out dust may be the culprit for building up what are likely false hopes of soon witnessing a massive explosion.)

米陸軍の将来用攻撃偵察ヘリコプター[FARA]計画、候補が出揃う

ボーイングFARA

米陸軍は退役済み(2014年)のベルOH-58キオワ(Kiowa)偵察ヘリの後継として、2018年に「将来用攻撃偵察ヘリ[FARA]/Future Attack Reconnaissance Aircraft」開発に関する提案要求書を公表した。(The Future Attack Reconnaissance Aircraft(FARA) program was initiated by the U.S. Army in 2018 to develop a successor to the Bell OH-58 Kiowa scout helicopter.)

「直ちに影響があった」情報隠蔽‼ 悪夢の民主党政権と武漢ウイルス

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。9年前の東日本大震災の際、福島原発事故で放射性物質が拡散した。民主党政権は、飯館村に放射性物質が拡散することを予測していたが、情報を隠蔽したため、そこへ避難した多くの住民が被ばくした。いま、中国発の新型コロナウイルス(武漢肺炎)のパンデミックが、世界を恐怖に陥れている。日本もイベント等の自粛、3月からの公立学校の2週間休校を要請し、中国と韓国からの入国者全員を2週間待機させることとした。中国当局の情報隠ぺいが、世界全体の対応の遅れを招いたのであった。情報隠蔽は「直ちに影響があった」のである。

スペースX、通信衛星60基の打ち上げに成功、しかしブースター着地に失敗・海上で回収

Starlink-Satellite-Launch

スペースXは2月17日に、ケープカナベラル空軍基地第40号宇宙発射施設 から5回目となるスターリンク通信衛星を打上げた。打上げた衛星は60基、これで300基の衛星を軌道に乗せることに成功し、スペースXは世界最大の商用通信衛星運用会社となった。 (Starlink is a satellite constellation being constructed by SpaceX company to provide faster internet services. The constellation will consist of thousands of small satellite, working together with ground transceivers. SpaceX has successfully launched 60 of satellites on Feb. 17, fifth launch by Falcon 9 from SLC-40 of U.S. Air Force station at Cape Canaveral.)

令和2年2月、我が国周辺における中露両軍の活動

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令和2年2月、我が国周辺における中露両軍の活動

統合幕僚監部発表の令和2年2月における中露両軍の活動は比較的低調で3件のみ、中国で蔓延する新型肺炎の対応に追われているためだろうか。しかしロシア空軍Su-34戦闘爆撃機の飛来は注目に値する。