月別: 2015年3月

ロシア空軍機、本州日本海沿岸に接近

03-26ロシアIl-20航跡

統合幕僚監部の発表(2015-03-26(木))によれば、ロシア空軍電子戦情報収集機IL-20型機が3月26日に我国の防空識別圏に侵入、北海道および本州の日本海沿岸に接近してレーダー情報の蒐集を行った。直ちに航空自衛隊戦闘機が緊急発進し、領空侵犯を防いだ。

海自最大の護衛艦・ヘリ空母「いずも」が就役

いずも左舷

ジャパン・マリン・ユナイテッド横浜事業所磯子工場で2012-01-27に起工した護衛艦「いずも」は、2013-08-06に進水式を挙行した。追加工事の完了後、試験運用を続けていたが、この程完成し2015-03-25に引渡し式が挙行された。式には中谷防衛大臣が出席、初代艦長吉野敦一等海佐に軍艦旗が手渡され「いずも」は横須賀基地でヘリコプター搭載護衛艦として正式の任務に就いた。

木星最大の衛星「ガニメデ」には広大な海が存在

木星の磁力線

NASAの発表(2015-03-12)によると、ハブル宇宙望遠鏡を使って、木星最大の衛星ガニメデ(Ganymede)の厚い氷層の下に広大な塩水の海が存在する証拠を発見した。ガニメデの海の容積は地球の海よりも大きいと云う。

液体の水の存在は、生命の維持に必須の条件なので、ガニメデにも生命存在の可能性が出てきた。

ロシア空軍の戦略爆撃機が日本海および太平洋で我国領空に接近

15-03-20ロシア機1

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-03-20)によれば、ロシア空軍戦略爆撃機Tu-95の2機が3月20日相次いで我国領空に接近したため、航空自衛隊戦闘機が緊急発進し領空侵犯を防いだ。

土星の衛星エンセラダスに生命存在の可能性

エンセラダス南極の間欠泉

去る3月11日にNASAは「土星の衛星の海で熱水礁現象を検出」と題するニュースを発表したが、これを受けて我国の新聞等も同12日に一斉に「土星衛星、生命育む環境」などと題して紹介した。これに付いて以下に多少補足した解説を試みる。

インド海軍向け飛行艇US-2iが正式契約へ、防衛装備輸出の第一号

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インドは、我国の海上自衛隊が使用中の救難飛行艇US-2を購入すべくかねてから検討を進めてきたが、このほど契約に向けての最終段階に入った。これで日本とインドの関係は一層緊密になるだろう。両国は共に最近の中国の台頭に不安を抱いており、今回の飛行艇購入で、他の日本製防衛装備品の導入にも道が開けると見られる。

演習終了の中国艦艇、鹿児島県屋久島と奄美大島間を通過、東シナ海へ向かう

護衛艦せんだい

防衛省統合幕僚監部3月2日発表によれば、去る2月13日(金)沖縄本島と宮古島海域を東進し太平洋に進出した中国艦艇は、射撃訓練を修了して、今度は鹿児島県屋久島と同奄美大島間の海峡を通り東シナ海方面に帰投した。

NASA、小惑星の軌道変更ミッションを計画

小惑星帯

NASAでは、2030年代に予定している火星有人探査の前段階として「小惑星の軌道変更作戦」(ARM=Asteroid Redirect Mission)を計画している。ARMとは、火星軌道の外側にある小惑星帯の中の小惑星を捕まえ、月を周回する軌道に移し、そこに宇宙飛行士がオライオン宇宙船で着陸してサンプルを採取する、と云うミッション。

「人はどこまで長生きしていいのか」 生命倫理研究者を取材した

橳島次郎さん

いつまでも健康で長生きしていたい。古くからの人類の欲望だ。いま科学技術の急速な進歩がこの不可能な願いをかなえつつある。近い将来、iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)などを使った再生医療によって壊れた体の一部を新しいものと交換できるようになる。

風刺画銃撃テロ 表現の自由をどう考える

表現の自由…。これについてこれほど考えさせられたことはない。イスラム教の予言者ムハンマドを扱った風刺画を掲載したフランス週刊紙シャルリー・エブドのパリ本社が、今年1 月7日に襲撃されたテロ事件である。