イージス・アショアの配備が前進


2018-08-15(平成30年) 松尾芳郎

 LRDR-SSRIS

図1:(Lockheed Martin) ロッキード・マーチンがニュージャーシイ州モーレスタウン(Moorestown, New Jersey)で試験中の「LRDR」。試験完了次第2020年にアラスカ州クリア(Clear)に設置、運用が始まる。同じレーダーが我国配備のイージス・アショアに使われる。

LRDRの予想図

図1A:(Lockheed Martin) 「LRDR」レーダーの完成予想図。

 

イージス(Aegis)・システム用レーダーを独占供給してきたロッキード・マーチン(Lockheed Martin) は、米海軍が次世代イージス艦用のレーダーにレイセオン(Raytheon) を選んだ(2013年)ことで、敗北を喫した。しかし日本が陸上配備のミサイル防衛システム、「イージス・アショア」のレーダーにロッキード・マーチン製「LRDR」を選んだため再び展望が開けた。

 

イージス・アショア用のレーダー「LRDR

 

防衛省が選んだのはロッキード・マーチン「LRDR=Long-Range Discrimination Radar/長距離識別レーダー」である。これは米海軍が次世代イージス艦用に選んだレイセオン製SPY-6よりも、探索、複数目標の追跡能力、連続運用の諸点で勝り、併用する新型迎撃ミサイル「SM-3 Block 2A」の性能を充分に引き出せる、と判定された。

 

(注)レイセオンSPY-6レーダーについてはTokyoExpress 2017-02-04 “ミサイル防衛の近況“8ページ「次世代型対空・対ミサイル防衛レーダーSPY-6(V)」を、また新迎撃ミサイルSM-3 Block 2Aについては同じくTokyoExpress 2017-02-04 “ミサイル防衛の近況“7ページを参照されたい。

 

「LRDR」レーダーは、弾道ミサイルを探索、識別、追跡する“S”バンド(2–4 GHz)レーダーで、”X”バンド(8-12 GHz/波長数cm)より波長が長く10 cm級となるので、長距離目標の探索に有利になる。米国が本土防衛用に配備している“地上設置型中間コース防衛システム”「GMD」の地上レーダーとして開発中だが、イージス艦あるいはイージス・アショアにも使用できる。

「LRDR」は、一つ一つがレーダーとして働く数千の送受信ユニット(T/R Unit= transmitter/receiver unit)を平板上に配置している。個々の送受信ユニットは、富士通が供給するGa-N(窒化ガリウム)半導体で作られている。“ビルデイング・ブロック”方式で大小様々に組立てが可能、地上配備レーダーとして目標の探知、追跡、識別、に威力を発揮する。

「LRDR」は、2017年に最終設計審査(critical design review)を通り、組み立ても終わり、2020年にアラスカに配備される。イージス・ソフトのベースライン9に対応しており、模擬ミサイルの捕捉追跡試験に2回成功している。

米紙によると「LRDR」レーダーの開発、設置に関わる費用は、総額6億9,500万ドル(約770億円)とされている。

既報したが、欧州に配備するイージス・アショアは、米軍の手でルーマニアに配備すみ、またポーランドにも配備中で近く(2018年末)完成する。これらにはSPY-1レーダーが使われる。搭載する迎撃ミサイルは当面SM-3 Block 1Aだが、性能向上型のSM-3 Block 2Aが入手可能になり次第こちらに換装される。これらはNATO諸国をロシアおよびイランの弾道ミサイル攻撃から守るために配備された。

1

図2:(Lockheed Martin) 図の内側のドームはSPY-1レーダー、外側ドームは「LRDR」レーダーを表す。「「LRDR」は、“S”バンド使用、富士通製「Ga-N」半導体を使うAESAレーダーで、探知距離はSPY-6より50%伸びて1,500 kmになると言われる。従って探索できる容積は5倍に広がる。「LRDR」は「SSR」とも呼ばれている。

 

「LRDR」が在来のSPY-1レーダーに勝る点をまとめると;—

  •  長距離目標の探知能力が優れている
  •  同時に対処できる目標数が多い
  • 目標を捕捉し続ける能力が高い
  •  複雑な地形・地点に配備しても高性能を発揮できる
  •  民間用および軍用に使う通信への妨害が少ない
  • 最新の迎撃ミサイルSM-3 Block 2Aの性能を充分に発揮できる

 

 米本土を守る「GMD」システムのレーダーも「LRDR」へ

 

米国は、本土を敵弾道ミサイルの攻撃から守るため“GMD=Ground-based Midcourse Defense system(地上設置型中間コース防衛システム)”を展開している。「GMD」は完成後も絶えず改良が行われていて、その一つに地上配備レーダーをロッキード・マーチン製「LRDR」に更新する件があり、目下開発が進んでいる。

「GMD」は、米国ミサイル防衛局(MDA=Missile Defense Agency)が統括するシステムで陸海空3軍が協力して運用している。

アラスカ(Fort Greely)とカリフォルニア(Vandenberg AFB)に、合計44発の迎撃ミサイルを配備し、センサーには陸上、海上、偵察衛星に展開する各種レーダーを使う。

「GMD」は、GMD管制センター(GFC=GMD Fire Control)の指揮の下、世界に展開するセンサーからの情報、地上迎撃ミサイルの情報などを統合して、敵弾道ミサイルをミッドコースで撃破するシステムである。弾頭は「EKV= Exo-atomospheric Kill Vehicle」で、自身にセンサーと推進装置を備え、目標に衝突する「衝突-破壊型(hit-to-kill)」で炸薬はない。

米国は、2017年までにこのプログラムに400億ドル(約4兆4,000億円)を投入し実用化に漕ぎ付け、今なお改良を続けている。

米陸軍は、「GMD」の前進基地Xバンド・レーダー(FBXR=Forward Base X band Radar) として、レイセオン製TPY-2レーダーを青森県の空自車力分屯地(2007年6月)と京都府経ヶ崎米軍通信所(2014年12月)に配備している。TPY-2が使うXバンドは、8.55-10 GHz、波長3 cmで、1,000 kmの距離で敵弾道ミサイルを探知、識別する。

GMD mission

図3:(Northrop Grumman) 米本土を敵弾道ミサイル攻撃から守る“GMD”ミッションの概念図。右下の“地上配備レーダー”が 近く「LRDR」に更新される。

 

元々イージス・システムはロッキード・マーチン製で、従来は同社製のSPY-1レーダーが使われて来た。しかし前述のように、2023年以降就役の新造艦からはレイセオン製SPY-6に変わる。

小野寺五典防衛相は次のように語っている;—

『北朝鮮、中国、ロシアが配備する中長距離弾道ミサイルは、ロフテッド軌道、つまり本来の飛行高度よりも高く打上げ、短距離目標を超高速で攻撃する方法で、日本を攻撃できる。これに対処するには、発射の早期発見、多目標の同時追跡、目標とデコイの識別能力、が求められる。この点で「LRDR」は他のレーダーより勝れている。』

当然のことながら「LRDR」は”AESA方式レーダー“[Active Electronically Scanned Arrays]で、平板状に多数配列した送受信ユニット(T/R = Transmitter / Receiver Unit)から発射されるビームを電子的に制御、高速スキャンして目標を探知する。ここに使う送受信ユニットは、我国の電子メーカー「富士通」が供給する窒化ガリウム(GaN=gallium-nitride)半導体で作られる。

ロフテッド軌道(Lofted Trajectory) は次のように説明される(Union of Concerned Scientistsの解説)。

北朝鮮は2017-05-13に長距離弾道ミサイル(Hwasong-12/火星12)を日本海に向けて発射した。防衛省によると発射から30分後に発射地点から700 kmの日本海に着弾した。これは高度2,000 kmまで上昇してから落下したことを意味する。ロフテッド軌道の場合弾頭の落下速度は超高速となり、迎撃の難度が高まる。

“火星12”は、車載型液体燃料ロケット、推定射程3,700-6,000 kmの中長距離弾道ミサイルで、この発射以降3回連続で実験に成功している。

現在配備中の迎撃ミサイル「SM-3 Block 1A」は射程1,200 km、射高600 kmである。これに対し近く配備が始まる「SM-3 Block 2A」は射程2,000 km、射高1,000 km以上になり、遥かに高性能である。

軌道

図4:(Union of Concerned Scientists) ロフテッド軌道の説明図。北朝鮮長距離弾道ミサイル[Hwasong-12](火星12)の飛行軌道を示す。黒線のように高度2,000 kmに上昇、700 km 地点に落下したのがロフテッド軌道。これが赤線で示す標準的な軌道を飛ぶとしたら到達距離は4,500 kmになる。

 

新型イージス艦「まや」には在来型SPY-1レーダー

 

1880年代からイージス艦に使用するSPY-1レーダーは、T/Rユニットはガリウム砒素(GaAs=Gallium Arsenide) 半導体素子で作られている。またアンテナはAESA方式ではなく、“フェイズド・アレイ/ 電子式ビームスキャン方式(PESA)である。

去る7月30日、横浜ジャパン・マリン・ユナイテッド(JMU)で進水した海自7隻目の新イージス艦「まや」のイージス・システム・レーダーも「SPY-1(D)」である。

「まや」は、海自護衛艦では初めての“共同交戦能力システム”「CEC=Cooperative Engagement Capability」を搭載している。「CEC」は友軍の艦艇、航空機、レーダーなどをネットワークで結び、敵の情報を共有して効率的な戦闘を行うシステム。他の艦船にも逐次装備され、また空自が近く導入するE-2D早期警戒機や主題のイージス・アショアにも搭載され筈だ。

まや進水式

図5:(海上自衛隊)7月30日横浜JMU造船所で、小野寺防衛相主催で進水式をした海自7隻目のイージス艦「まや」(DDG-179)、基準排水量8,200 ton、満載排水量10,250 ton。就役予定は2020年3月。建造費は約1,700億円。「まや」のイージス・システムは従来型のSPY-1(D)レーダーを搭載、迎撃ミサイルは日米共同開発のSM-3 Block 2Aになる。

 

我国弾道ミサイル防衛の現況

 

我国の弾道ミサイル防衛体制は、①イージス艦が飛来する弾道ミサイルを高空で迎撃・撃破する。撃ち漏らしたら ② 「パトリオットPAC3」が低空で迎撃する、と言う2段構えである;—

  • イージス・システムを備える護衛艦「こんごう」級4隻には、迎撃ミサイル「SM3 Block 1A」を搭載している。艦の前後に計90発の各種ミサイルを収める「垂直発射機(Mk.41 VLS)」があるが、「SM3 Block 1A」は僅か8発しか積んでいない。仮に100%の命中率があったとしても、相手の弾道ミサイル8発にしか対処できない。
  • 空自は、地点防空用の「パトリオットPAC3」対空ミサイル部隊を全国6箇所に、合計6個高射群・24高射隊、を配備している。各高射隊は移動式ランチャー5輌を備えるので、保有するランチャーの総数は120輌になる。しかし「PAC3」を搭載するランチャーはその一部(34輌?)に過ぎず、他はPAC2を搭載中。各ランチャーには16発のPAC3を装填できるが、現状は最大8発しか積んでいない。

イージス艦やPAC3ランチャーに積むミサイル数が少ないのは、価格が高いためだ。SM3 Block 1Aは1発16億円、PAC3は1発8億円のため厳しい防衛予算の中では制約もあり、保有数が極めて少ない。

つまり我国のミサイル防衛は形は整っているが、中国やロシアなどからの飽和攻撃、すなわち複数のミサイルで一斉攻撃されたら直ぐにお手上げ、と云うお寒い状況にある。

だが一方で改善も急ピッチで進んでいる。すなわち;—

  • イージス艦「あたご」級2隻は、新型の「SM3 Block 2A」ミサイルを搭載できるよう電子装備などを含め改装中である(2019年末には完成?)。
  • 上述の新造艦「まや」級2隻が2021年までに戦列に加わる。
  • 「PAC3」は、射程を30 kmに伸ばした新型の「PAC3 MSE」(missile segment enhancement)に換装が始まっている。

イージス艦1隻当たりの建造費は1,400-1,700億円、各PAC3高射隊はランチャー、アンテナ、電源、射撃指令など各種車輌10数台で構成され、セット価格は約120億円。新型ミサイルの価格は、「SM3 Block 2A」が1発当たり35億円、「PAC3 MSE」は10億円と云われている。

詳述は避けるが中国や北朝鮮などが保有する弾道ミサイル、巡航ミサイルは数百発もあり、我国全域がその射程内に入る。現有設備の充実が緊急の課題であることは言うまでもない。

特に、国内重要地点や米軍基地を目標にする中国の中距離弾道ミサイル「DF-21」や「DF-26C」などへの対処能力には、「LRDR」レーダーと「SM-3 Block 2A」ミサイルの組み合わせ、すなわち「イージス・アショア」が不可欠である。

 

「LRDR長距離識別レーダー)を含む「イージス・アショア」全体の価格

 

イージス・アショア反対論者は、価格が高すぎると批判するが、事実はどうなのか、ミサイル購入価格を別にして、調べてみよう。

防衛省が公表しているイージス・アショアの価格は次のようになる。1基約1,340億円、2基の取得価格は2,679億円。これには「LRDR」レーダーを含む構成品購入費と技術支援費などが入る。そして運用開始後30年間の2基の維持、運用経費などのライフサイクル・コストは約1,950億円( =2基で年間65億円)と見込む。2基30年間の合計は、これらを合わせて約4,664億円となる。当初イージス・アショア1基が800億円と伝えられていたが、これが4,600億円になったと大きく報じられ、反対論が高まった。

当初伝えられた1基800億円とは、ルーマニア設置のイージス・アショアの値段で、これはレーダーが「SPY-1(D)」、我国が採用を決めた「LRDR」レーダーは探知距離が2倍になり、価格は770億円(前述)、これが加算されるので1基当たりの価格は1,340億円となるわけだ。

一方新型イージス艦「まや」級2隻の価格はどうか。

「まや」級1隻の取得価格は約1,680億円、2隻では3,360億円になる。2隻の30年間運用に必要な経費、ライフサイクル・コスト、は約7,000億円(=2隻で年間233億円)である。これは防衛省装備施設本部公表の「27年度型護衛艦2隻のライフサイクル・コスト」に記載されている。つまり、イージス艦2隻の導入費と30年間のコストの合計は1兆円を超える。

両者を比較すると、“導入価格”および“30年間の維持コスト”のいずれでも、イージス・アショアが、イージス艦よりもずっと安いことが判る。高価格を理由に反対するのは無理筋と言える。

時事通信によると、各システムに24発セルVLS (垂直発射装置) を1基配備するが、迎撃ミサイルは三菱重工とレイセオンが共同開発するSM-3 Block 2Aで、単価は3,200万ドル(約35億円)、2基分合計で48発の総額は約1,700億円になる。しかしこれは有事の際に生じる戦費で、イージス・アショアとイージス艦の両者に差はないとするのが妥当だ。

迎撃ミサイルの数について不確定要素がある。すなわち、飛来する敵目標1個に対して1発で迎撃するのか、あるいは確実に撃墜するため1目標当たり2発で迎撃するのか、の選択である。

前述のように「LRDR」レーダーは2020年から米国で運用が始まるが、米ミサイル防衛局(MDA)によると、目標識別能力が期待通りの精度であれば1目標当たりの発射弾数を1発にできる。

購入契約は、米政府経由の“対外有償軍事援助(FMS=Foreign Military Sales process)”で行われる。これが米政府の言いなりで、価格が高騰すると懸念する向きがある。政府は米側と折衝して価格抑制の努力をすべきなのは当然である。

前述したが、イージス・アショア2基の配備先は、秋田県秋田市と山口県萩市、いずれも陸上自衛隊演習場内を予定している。日米軍事筋は、SM-3 Block 2A搭載のイージス艦1隻で、日本全土の防衛が可能としているが、配備予定の2基のイージス・アショアの防御範囲は地図に示すようにかなり重複していている。

前にも記述したが、防衛省ではイージス・アショアに巡航ミサイル迎撃能力も持たせるためレイセオンSM-6ミサイル、推定最大射程290 km、も並行して装備したいとしている。

イージス・アショアが弾道ミサイル防衛(BMD)を受け持つようになると、現在イージス艦が年中無休で行なっている日本海や東支那海でのパトロールが不要になる。これでイージス艦は、本来業務である艦隊防衛任務に充当できると共に、乗員の休息、艦の整備補給に充分な時間を採ることができる。このメリットは大きい。

日本周辺BMD

図6:(Googleから作成) 秋田市と萩市の配備するイージス・アショアから弾道ミサイル発射を探知できる範囲を示した図。赤実線の円は半径約1,000 km、赤点線の円は半径約1,500 kmの範囲を示す。現在のイージス艦レーダーSPY-1の探知距離は約500 km、2023年就役の新型イージス艦のレーダーSPY-6は1,000 km程度、そして「LRDR」は1,500 km程度と言われる。このため中国、ロシアは、自国の手の内が明らかにされ、地域の軍事バランスを崩すとして“配備反対”を唱えている。

 

終わりに

 

“イージス・アショアの設置費用が高過ぎる、日米貿易不均衡解消の対策だ”(Diamond online田岡氏)、さらに“米朝協議で北朝鮮の核ミサイルの脅威は減少した”、あるいは“日中関係改善の方向に水を差す”(一部マスコミや野党)などの反対意見がある。

しかしこれらは、費用の見方を誤り、あるいは、北朝鮮や中国、ロシアの主張をそのまま鵜呑みにする意見で、配備した場合の利点を無視した偏見と云うべきである。

イージス・アショア配備のメリットは各所で述べたが、まとめると;—

  •  イージス、アショア配備で、我国のミサイル防衛体制が強化され、米国に依存する度合いが低下する。
  • 「LRDR」レーダーと「SM-3 Block 2A」ミサイルの組み合わせで、ロフテッド軌道で来襲するミサイルの防御が確実になる。
  • イージス艦を本来任務である艦隊防空に振り向けられる。
  • イージス艦が艦隊任務に就くことで、沖縄県南西諸島の防衛体制が強化され、また南支那海の中国軍の動きに牽制効果が生じる。
  • 「LRDR」には富士通が、また「SM3 Block 2A」には三菱重工が、それぞれ重要部分の開発に参画している。
  •  設置費用、ライフサイクル・コスト、いずれでもイージス艦2隻追加の場合より低価格で済む。

 

最後に、我国を取り巻く安全保障環境は世界に類を見ない厳しい環境であることを想起すべきである。我国の周辺には、“日本を火の海にする”と脅迫する北朝鮮、“2050年までに世界1の軍事強国になる”と宣言する中国、“再び大国として君臨するぞ”というロシア、の脅威があることを忘れてはなるまい。

 

—以上—

 

本稿作成の参考にした記事は次の通り。

Aviation Week Online 2018-08-06 “Japan Chooses Lockheed Martin Radar for Missile Defense” by Bradley Perrett

Northrop Grumman “Ground-based Midcourse Defense fire Control and Communications(GMD FCC)”

Lockheed Martin “Long Range Discrimination Radar (LRDR)”

Lockheed Martin News Releases Jan. 11, 2018 “Lockheed Martin Demonstrates Next Generation Aegis Ashore Solution”

The Diplomat July 04, 2018 “Japan selects Lockheed Martin Radar for New Ballistic Missile Defense System” by Franz-Stefan Gady

Union of Concerned Scientists May 13, 2017 “North Korea’s Missile in New Test would have 4,500 km Range” by David Wright

Diamond Online 2018-08-09 “イージス・アショアが吹っかけられた「高い買い物」に終わる理由“by 田岡俊次

JB Press 2018-08-13 “中国やロシアも恐れるイージス、アショア“by渡部悦和

TokyoExpress 2017-02-04 “ミサイル防衛の近況“

TokyoExpress 2018-01-01 “イージス・アショアの配備、閣議決定“

TokyoExpress 2018-02-09 “イージス・アショア用ミサイル「SM-3 B;ock 2A」の実験、失敗“

TokyoExpress 2018-07-16 “イージス艦ようレーダー、日米が共同開発へ –レーダー技術進歩の歴史-”