[(Boeing)面目を一新するボーイング・フィールドのB737型機引き渡し施設]
2014年3月18日(JST.12:30) Aaron Terruli
シアトル市のボーイング・フィールドにあるB737型機の航空会社への引き渡し施設(CDC)が、大拡充され面目を一新する。ボーイング社が3月17日、関連の投資事業の全容を明らかにした。9万平方フィートの3階建てビルの新設等 ,ピュージェット・サウンド地域でのCDC関連の投資案件として近年、最大規模。同地域がボーイングの狭胴型旅客機の製造拠点として踏みとどまる事の証で、地元の自治体や経済界は大歓迎している。
ボーイングの発表によるとB737型機CDCの大拡充の目玉は3階建ての9万平方フィートに上るビルの新設。駐機場の引き渡し予定の機体が常時眺められる斬新な設計で、天候に無関係で機体へ搭乗可能な『ジェット・ウェイ』方式の搭乗橋3本が常備される。手狭で評判がいまいちだった既存の施設から雰囲気は21世紀対応にがらりと変身する。 今回の設備投資はプロジェクトはB737型機NGシリーズの増産体制(4月から月産42機体制に移行)、次世代省エネエンジン搭載B737MAXシリーズの引き渡し開始(2017年)で航空会社への引き渡し作業が殺到し、混乱しないよう未然に手を打った。 航空会社からも内々、既存施設の近代化を求める声が寄せられていた。