2014年4月7日(JST.22:15) 小河正義
防衛省統合幕僚監部は4月7日、露海軍・電子偵察機、2機編隊が本州から北海道の日本海側に接近したのに対応、航空自衛隊に緊急発進を命じたと発表した。
統合幕僚監部によると、4月7日、日本海西部で中国地方に向かう国籍不明機が、防空識別圏(ADIZ)を超え南下するのに西部方面航空隊の防空レーダーが気ズいた。待機中の要撃戦闘機に緊急発進を命じた。該当機を確認すると、露海軍・電子偵察機トゥポレフTU142『ベアE/F』型機と判明した。2機編隊だった。
露海軍機は、竹島北方から南下、対馬列島、隠岐の島の間朝鮮半島東方で円形に旋回飛行を実施、その後、針路を変え本州から北海道の日本海側沿いを北上。礼文島の北西付近で、沿海州方面に去った。領空侵犯は無かった。
3月26日以降、日本海側で露軍機の偵察飛行が頻発。今回で9件目(公表分)。
[(航空自衛隊)露海軍・電子偵察機2機編隊の偵察飛行の航跡]
[(航空自衛隊)スクランブルの該当機だった露海軍・電子偵察機トゥポレフTU142″ベアE/F”]