ロッキード・マーチン、イスラエル空軍にC130J『スーパー・ハーキュリーズ』引き渡し


2014年4月11日(JST.07:30)                     Aaron Terruli

ロッキード・マーチンが受注したC130J『スーパー・ハーキュリーズ』が4月9日、イスラエル空軍のネバチム空軍基地に到着した。同社が発表した。米、イスラエル両国政府間の対外武器輸出契約(FMS)にもとずく。イスラエル空軍初の同型機受領。機体は、米ジョージア州マリエッタのロッキード・マーチン工場で昨年6月完成済みだったが、イスラエル空軍仕様で追加装備等改修作業が続いていた。発注機数は4機で、更に2機の追加発注の交渉中。イスラエル空軍はC130型機を在来型機時代の1971年から空輸部隊の主要戦力で整備してきた。エンテベ空港で起きたパレスチナ過激派のハイジャック事件で、イスラエル国籍の多数の乗客救出劇で”離れ業”を演じた。イスラエルは軍事作戦に留まらず、同機を大規模自然災害発生時の救援等『人道支援』にも活用する。

一方、ロッキード・マーチンはイスラエルで事務所を新たに開設、オープニングに同社のCEO兼会長のマリリン・ヒューソン女史が出席した。両国のビジネス拡大対応とイスラエルが進める『ムーブ・ツー・ザ・サウス』運動に協力する。事務所はシナイ半島に近いビエール・シェバに設置した。初代代表にテストパイロット出身で退役空軍准将を任命した。

イスラエルは、IT分野で世界の最先端を走っている。これ迄は北部の工業都市、ハイファが中心だった。マイクロ・ソフト、グーグル等が研究所を開設、イスラエルの頭脳を活用している。

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[(Lockheed Martin)CEO兼会長のマリリン・ヒューソン女史]

MP14-0471 C-130 5723 Israel Ferry

[(Lockheed Martin)イスラエル空軍のC130J”スーパー・ハーキュリーズ”初号機]