[(Boeing)ケープカナベラルから3月打ち上げに成功した”GPSⅡF”]
2014年5月27日(JST.13:10) Aaron Terruli
ボーイング製、位置情報通信衛星『GPSⅡF』が打ち上げ成功から3ヶ月後、宇宙空間から最初のシグナルを送信、順調に軌道上を周回していることが判った。ボーイングがこのほど、公表した。同社製の第4世代GPSで、米空軍のGPS近代化の一環。発注を受けた『GPSⅡF』の半数が軌道に打ち上げられたことになる。
同衛星は3月16日、ケープカナベラル発射基地から『Delta Ⅳ』型ロケットで高度3万㌔以上の軌道に打ち上げた。今年2番目の同種サテライト打ち上げ。第4世代のGPSは精度、安全性、アンチ・ジャミング(妨害電波対抗装置)など更なる改良が施されたという。
ボーイングは1978年、最初のGPS打ち上げに関わり、40年間一貫して米空軍に協力してきた。次回の打ち上げは2014年第3四半期の予定。