オホーツ海上空で、露超音速戦闘機が米空軍電子偵察機に異常接近


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[(USAF FACT SHEET)露戦闘機の威嚇異常接近に遭遇した米電子偵察機]

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[(Sukhoi)米電子偵察機に異常接近した露空軍のスホーイSu-27″フランカー”]

  2014年6月4日(JST.22:20)               Aaron Terruli

オホーツク海上空の公海上で米空軍のが、通常のパトロール飛行中、露空軍の超音速戦闘機がわずか30㍍先をかすめていく”威嚇異常接近”をしたことが明らかになった。国防総省の報道官ジョン・カービー海軍少将も事実関係を認めたという。共和党系のSNS 『ワシントン・フリー・ビーコン』がすっぱ抜き、欧米の大手メディアも相次いで報じた。冷戦終結後、最も際どい米、露軍機の接近だったと言う。

事態を重視したチャック・ヘーゲル国防長官は、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相とこの問題で話し合ったという。

欧米メディアの報道を総合すると、米露の軍用機の間で際どい異常接近(ニアミス)が発生したのは、4月23日。露沿海州の東方153.6㌔沖のオホーツク海の公海上。露軍機はマッハ2以上で飛行可能なスホーイSu-27『フランカー』。米軍機はレーダー信号の収集分析に優れる電子偵察機、RC135-U『Combat Sent』。露軍機米空軍機に国際緊急周波数での事前警告無しに、突如、米軍機の鼻先をかすめていっという。米軍機のパイロットは胴体腹部を見せて飛び去る露軍機に回避操作の余裕等なかったらしい。 米軍関係者は『旧ソ連崩壊に伴う東西冷戦終結後、米露軍機間で発生した最も際どいニアミスだった』と証言した。発生した日は、オバマ大統領が訪日した当日の出来事。ウクライナ情勢の緊迫化で、露軍用機の行動も米軍機に対しも積極的牽制に出たと見られる。