米海軍、原潜搭載『トライデント弾道ミサイル』発射テストで150回目の成功


DASO25_W2_Crop

[(US NAVY)150回目の発射テストに成功した"トライデント・ミサイル"]

743-175

[(US NAVY)"トライデント・ミサイル"を24基搭載する"オハイオ級原潜]

2014年6月5日(JST.20:30)                     Aaron Terruli

米海軍の核抑止力の切り札、原潜搭載『トライデント弾道ミサイル』の発射テストで150回目の成功を収めた。同ミサイルの開発製造を担当したロッキード・マーチンが6月5日迄に発表した。弾頭部には改良と最新のエレクトロニクス技術を導入、次世代のSLBM(潜水艦発射弾道弾搭載原潜)にも対応可能な性能が実証されたという。

発射実験が行われたのは6月2日。大西洋で潜航中の『オハイオ級』原潜から発射。試射した2基とも標的を捉え、実験は成功だった。弾頭部は非武装で飛行データを送信するテレメーターなどが搭載された。これで『トライデント・ミサイル』の発射テストは150回成功。同ミサイル改良進化の新たな節目となった。

『トライデント・ミサイル』は『オハイオ級』原潜に1隻当たり24基搭載。今回の試射に使用された弾頭は『MIRV』と呼ばれる個別誘導の複数の核弾頭を装着した最新のD5型。敵の攻撃潜水艦が静けさで容易に発見できず、米軍の核の報復攻撃で3本柱の一つ。核抑止効果は絶大だ。

『トライデント・ミサイル』は固体燃料使用の3段ロケット。直径、2.11㍍、長さ13.41㍍、重量58.5㌧。『オハイオ級』原潜には1989年以降配備され、現在は最新型D5。14隻が東海岸のキングス・ベイ(ジョージア州)と西海岸のバンゴール(ワシントン州)に分散配備。有事に備え深く静かにパトロール中。