中国空軍の超音速戦闘機、Su-27型編隊が自衛隊機に、再び異常接近


2014年6月11日(JST.19:30)                                 小河正義

中国空軍の超音速戦闘機、2機編隊が東シナ海の公海上空で6月11日、自衛隊機2機に異常接近による”威嚇飛行”を行った。小野寺五典防衛相が同日夕刻の豪州ジョンストン国防相との会談席上、明らかにした。

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[(防衛省、統合幕僚監部)自衛隊機にまたしてもニアミスを強行した中国空軍のSu-27"フランカー"]

防衛省の発表だと中国空軍機と自衛隊機の間で異常接近が起きたのは6月11日午前11時~同正午にかけて。発生場所は日中の防空識別圏が重なる東シナ海の公海上。

1回目は午前11時頃、航空自衛隊の電子情報収集機、YS11-EB型機に対して。最接近時の双方の間隔はわずか30㍍。後方から近づき前方へ追い越して行ったという。2回目は正午頃、海上自衛隊の画像情報収集機、OP-3C『オライオン改造型』。1回目と同様、後方から接近、追い越していった。最接近時の間隔は45㍍と推定される。

異常接近を強行したのは中国空軍のスホーイSu-27『フランカー』マッハ2クラスの戦闘機2機編隊。『自衛隊の両機の乗員が危険を感じる荒っぽい飛行だった』(小野寺防衛相)。

防衛省は外務省を通じ厳重抗議と事実関係の詳細な説明を中国側に求めた。

中国空軍機の異常接近強行は5月24日以来、今回で2度目。中国側は再発防止の姿勢を微塵も感じさせぬ異常接近再発だった。今後こうした際どい事態が東シナ海上空を舞台に繰り広げられよう。

自衛隊機は通常の監視警戒活動中。乗員にけが等はなかった。エスカレートする中国空軍機の対自衛隊機威嚇飛行の背景は自国の空軍力の誇示と、日豪間のツープラス・ツー会議開催を睨んだ牽制との見方が在京国際軍事情報筋の分析だ。

集団自衛権を巡る国会での議論を現実はとっくに先行し、一刻も早い、日本の防空、領空領海警備の強化を促している。

安倍総理の主張は現実重視、手遅れになる前の対応で政治家として当然の行動だ。