2014年6月12日(JST.22:00) 小河正義 自衛隊機が6月11日、東シナ海の公海上空で”威嚇異常接近”を受けた問題で、中国国防部は『同日、異常接近を受けたのは中国軍機で最接近時、30㍍に迫っていた』と逆襲に出た。中国側は防空識別圏内で自衛隊機を監視した際も安全に配慮しているとも主張した。中国側の反論に小野寺五典防衛相はそうした事実はないと全面否定した。 中国国防部は、日本への逆襲で中国機の下方を雁行する航空自衛隊、F15『イーグル』戦闘機の静止画像とビデオ画像を国防部の英文サイトを通じ対外発信した。それによると、中国の偵察機、トゥポレフTu-154型機が東シナ海上空を飛行中、航空自衛隊のF15『イーグル』戦闘機が異常接近。最接近時、30㍍に迫った。発生時間は6月11日、午前10時17分~28分までの11分間だったという。 [(中国国防 部英文サイト)中国空軍機に異常接近したと中国が主張する航空自衛隊のF15″イーグル”戦闘機] 異常接近の非は日本側で中国軍機は事実をを歪曲され、世界の恥晒しとなったと反発した。同日自衛隊機2機が中国の防空識別圏で監視飛行中を発見中国空軍はJ11『殲11』が規定通り緊急発進した。しかし、言われるような異常接近の事実はないと主張した。中国側の証拠映像を詳細に分析すると航空自衛隊機は慎重に接近し、中国側が脅威を感じるルール無視の飛行の様子は存在しない。