2014年6月19日(JST.09:10) John Bosnitch
ボーイングの次世代省エネ機、B737MAX型に装着する最先端エンジンの試運転がフランスのSNECMA(SAFRAN)テストセンターで始った。ボーイング、両社が6月18日、同時発表した。燃費が先代省エネ機、B737NG初期型に比べ2割改善する優れもの。テストが予定通り始った事でB737MAX型開発は順調に離陸したと言える。
[(SNECMA、Boeing)試運転が始ったCFMインターナショナルの”LEAP-1B”エンジン]
[(GEエビエーション、SNECMA)CFMインターナショナル”LEAP-1B”
SNECMAベラロシェのエンジン・テストセンターで始ったのは慣熟運転。最大推力で運転する前に数ヶ月、チェックする。
機能が設計通りか否かを検証する主な項目は炭素繊維使用のファン。TAPS燃焼装置。高圧タービン部のセラミックス製シュラウド。チタニュームアルミ合金製ブレード。
製造を受け持つCFMインターナショナルは民間機の市場に食い込むため,GEエビエーション、SNECMA両社が出資,1974年誕生した 合弁企業。かっての覇者、P&Wを追い抜いた。