北朝鮮、日本海へ向け弾道ミサイル連続発射。スカッド(SCUD改良型)と見られる


2014年7月13日(JST.16:50)                    小河 正義 北朝鮮が7月13日未明、日本海へ向け弾道ミサイルを連続発射した。いずれも弾頭部は日本海中部に落下した。安倍総理は防衛省に対し 1)米韓両国と連携し、情報収集に当たる。2)航空機、船舶の安全運航確認。3)国民に対し迅速かつ的確な情報提供。ーの緊急命令を出した。同省は発射確認後、厳戒態勢に入り、引き続き警戒監視活動強化を部隊に指示した。同省、統合幕僚監部がいち早く事案を公表、新たな動きがあれば速やかに国民に知らせるとしている。 防衛省によると北朝鮮の弾道ミサイルが発射されたのは4月13日午前1時20~30分。連続発射だった。発射基地は北朝鮮南西部の開城(ケソン)付近。2発とも日本海へ向け北東方向に飛翔。弾頭部の到達距離は約500㌔。海上の船舶や運航中の航空機への被害報告は無い。 射程距離から旧ソ連が開発した『スカッド(SCUD)』の射程延延伸型と推定される。 防衛省は、直後から数次に渡り緊急対策会議を開催、今後の対応策等を協議した。 北朝鮮側の発射の狙いは、”韓国への威嚇”と経済制裁の締め上げを続ける”中国への警告”との見方が、一部在京国際軍事筋に強い。 abe_shinzo [(内閣広報室HP)日本の集団的安全保障体制確立で強行外遊日程をこなす安倍首相]