2014年7月14日(JST.22:30) Aaron Terruli 英国の有力チャーター航空企業、『モナーク航空』がB737MAX型機30機の導入で詰めの交渉中である事が判った。最終合意が済み次第、ボーイングの受注機リストに掲載する。両社がロンドン郊外のファーンボロー国際航空ショー、初日の7月14日、明らかにした。 契約が成立すれば31億㌦(機体公表価格換算)の商談。同航空の所属する『モナークグループ』が3年をかけ、ルート構成、市場の動向等を勘案して出した結論。40年以上取引のある同航空がB737MAXを使用機材の更新、近代化戦略で選定した事に『新たな両社の関係に次の一章がスタートした』(ボーイング民間航空機レイモンド・コナーCEO兼社長)。 モナーク航空はMAXシリーズのうち-8を選択した。同航空はロンドンのルートン空港を拠点に地中海のリゾート地、大西洋上のカナリー諸島の旅客を相手にしてきた。22013年の輸送実績は700万人。 ボーイングによると、B737MAX 型機の受注機数は42社から2,000機以上。同社で最も成功したプロジェクトだと言う。CFMインターナショナルLEAP1Bエンジンの搭載で、ライバル機のエアバスA320neoシリーズより運航経費が8%割安と主張している。また、現用機に比べ騒音拡散レベルが4割縮小、環境に優しい機体。 [(Boeing)モナーク航空が導入を決めたB737MAX-8]