世界最大の海軍合同演習『リムパック2014』(米海軍主催)で、初参加の中国海軍がスパイ船配備。米海軍が無礼な行為と不快感。


2014年7月22日(JST.15:50)                                   Aaron Terruli

世界最大の海軍合同軍事演習『リムパック-2014』(米海軍主催)で、初参加の中国海軍が”スパイ船”を配備、電子情報収集に当たっていた可能性が強まった。領海外だが、米海軍は艦船の交信、レーダーの周波数分析等を通じて、電子情報収集活動したとして、通信の保全措置を実施した。米太平洋海軍当局は『無礼な行為』と不快感を露にした。

中国海軍が合同軍事演習『リムパック-2014』でスパイ活動に投入したのは欧米が『DONGDIAO』級。電子情報収集目的が任務で、レーダーを覆う大型のレドームを含む多数の傍受用アンテナを装備している。

同艦はハワイ周辺の米領海外で任務を遂行していたらしい。しかし、経済的排他水域内に留まっているという。

『リムパック-2014』の最大の話題は中国海軍の初参加。ミサイル駆逐艦、ミサイルフリゲート艦、補給艦、病院船の4隻を派遣。参加22ヶ国、48隻の水上艦、潜水艦6隻、航空機200機(参加兵員数、25,000人)の非敵対メンバーとして行動するのが常識。

ところが、日本の海上自衛隊の艦船、航空機、欧米の多数の主力艦船参加を電子情報収集の絶好の機会と捉える狡猾ぶりを見せた訳だ。

海上自衛隊は『ヘリ搭載、輸送任務を兼ねる大型護衛艦”いせ”(13,950㌧)、イージス護衛艦”きりしま”(7,250㌧)、対潜哨戒機P3C”オライオン”3機』(海上自衛隊公表)を派遣、力の入れようが判る。尖閣諸島の領有権で対決する日本の海上防衛力を覗き込むチャンスでもある。

1971年始った同演習はほぼ隔年で開催、米海軍がホスト役。ハワイ諸島周辺、米西海岸周辺が演習海域となっている。今年は米、英、豪州、仏、インド、韓国、ニュージーランド、オランダ、メキシコなどが加わり、中国も参加が初めて認められた。

182_12l

[(海上自衛隊ギャラリー)護衛艦"いせ"(13,950㌧)]

174_08l

[(海上自衛隊ギャラリー)イージス護衛艦"きりしま"(7,250㌧)]