エアバス、A350XWB型機の最大離陸速度での離陸中断テストを無事終了。実証テスト飛行前の最後の関門通過


2014年7月23日(JST.17:40)                         John Bosnitch

エアバスが開発中の次世代省エネ広胴機、A350XWB型機の最大離陸速度の中断試験を無事終了した。同テストは、本格客室仕様の機体を使う”実証テスト”フライト前の最後の関門。これで、同型機の2014年第3四半期が目標の型式証明取得は、ほぼ確実となった。

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[(AIRBUS)最大速度での離陸中断試験に臨むA350XWB型機]

テストの使用した機体は、A350XWB型1号機、MSN001。高速走行、高重量の機体が最大離陸スピードで、滑走路上の所定の位置で、想定通り停止できるかどうかをテストした。7月19日、仏空軍のイストル基地滑走路でのテストは成功裏に終了。A350XWB型機は今月中に”実証テスト飛行”に臨み、EASA(欧州航空安全庁)、FAA(米連邦航空局)から今秋中に型式証明が得られると期待している。