[(Boeing)最新電子装置へ換装が完了した仏空軍”E3A(セントリー)] 2014年7月23日(JST.10:40) Aaron Terruli 仏空軍が進めるE3A『セントリー』、AWACS機の電子装備近代化で、改修が終了した1番機がボーイングから7月17日、引き渡した。ボ社が正式発表した。仏空軍は運用中の同型機の残り3機についても同様の改修を決定済みで、2017年第4四半期までにすべて終了の予定。 NATO空軍は独、英に合同のAWACS機部隊、E3A『セントリー』17機を保有。ウクライナ危機発生後、露軍部隊の国境近くで動静について、近隣加盟国上空から警戒監視中だ。仏空軍は独自のAWACS部隊を編成し、NATO軍と共同作戦体制にある。 仏空軍のE3A『セントリー』AWACS機改修は、導入から機体寿命の半ばを過ぎ、新たな戦略環境で対応可能な電子装備換装が求められていた。 電子装備の換装で同型機の敵味方識別能力、国籍不明機の監視追尾、戦闘状況全体の同時把握、効率的な運用ーできわだった改修となった。 ボーイングが主契約社となり、改修に当たっては、エール・フランス・インダストリーズ&KLMエンジニアリング・メインテナンスがサブコントラクターとして協力した。 今後、仏空軍AVORD基地で、本格運用開始に先立つ地上、飛行テストが予定してある。 [(Boeing)仏空軍のAWACS機]