ボーイング、米海軍・次世代対潜哨戒機P8A『ポセイドン』15号機目を引き渡し。


2014年8月7日(JST.10:30)                            Aaron Terruli

ボーイングは米海軍・次世代対戦哨戒機P8A『ポセイドン』15号機目を引き渡した。同社が8月6日、発表した。納入先はフロリダ州ジャクソンビル海軍航空基地。同基地ではP8A型機の関連パイロット、整備技術者の養成を行なっている。

中国の海洋進出、とりわけ西太平洋でのプレゼンス増大に対抗する為、米海軍は最初のP8A実戦部隊を沖縄・嘉手納基地に配備。同盟関係の日本と共同で睨みを利かせている。

米海軍は経年機化が進む、ロッキードP3C『オライオン』の後継機として合計117機を取得する計画。目下、複数年契約で、購入予算が議会承認を得た57機の製造過程にある。機体はボーイングのベストセラー機、B737NGファミリーの-8シリーズを活用した。B737型機は、通算製造機数、12,000機の節目を記録。現在、製造は省エネ性能を改良したNGファミリーに移行している。今後は、次世代省エネエンジンを搭載した、MAXファミリーに主力を注ぐ。ボーイングによると、B737MAXファミリーは生産開始前の段階で2,109機を受注。幸先良いスタートを切った。

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