カムチャッカ半島周辺で米原潜活動が活発?露海軍、元太平洋海軍司令官が言明。


2014年8月22日(JST.11:50)                            John Bosnitch

カムチャッカ半島周辺で米原潜活動が活発ーと、元露海軍太平洋艦隊司令官ビクトル・ヒョードロフ提督の発言を引用して、8月21日、国営ノーボスチ通信が報じた。

日本の潜水艦がサハリン(旧樺太)に近い、宗谷海峡付近で露対潜部隊が発見、領海侵入を未然に阻止したとの露有力紙『コメルサント』の報道に関連して発言した。しかし、日本の潜水艦の接近行動は極めて稀で、米攻撃型原潜が露原潜の太平洋側拠点、カムチャッカ半島ビリュチンスク(Vilyuchinsk)を目標に周辺での活動を活発化させていると指摘した。露のSLBM搭載戦略原潜の役目を北方艦隊のセベロドビンスクと軍港と分かち合っている事が背景らしい。米原潜は攻撃型の最新最強艦『バージニア級』(7,800㌧)と見られる。

日本の海上自衛隊所属原潜が宗谷海峡付近で偵察活動をしていた点への分析として、露側は外洋での本格的活動の”前触れ”と見なしている。

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[(GENERAL DYNAMICS,ELECTRIC BOAT)カムチャッカ半島付近で活発に活動中と露側が指摘する米海軍攻撃型原潜”バージニア級”]

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[(DOD、RF)露側が米原潜の牽制で投入する攻撃型原潜]