ー2014年は最大905億ドルを見込むー
2014年1月29日 マーク・デブリん(米フロリダ州マイアミ)
ボーイングは1月29日、2013年の業績を纏め公表した。売り上げ総額は民間機、防衛部門等を合わせ866億ドルに達した。対前年6%の売り上げ増。2014年は875~905億ドルと強気の業績見通し。
ボーイングの売り上げの主柱、民間航空機部門はB787型機のリチューム・イオン電池問題で年初、つまずきかけた。しかし、改修で同型機の運航再開にこぎつけ、航空会社への全機種引き渡し数は648機。ライバル、エアバスを抑え2年連続、トップの座を確保した。利益も58億ドルと好調だったという。
2014年も防衛部門の厳しい環境を民間航空機部門がしっかりと支える見込み。製造機数は715~725機と予測。機種別内訳はB737型機が月産42機、B787型機が同10機、B777型機が同8・3機とハイペース。B747-8型機は同1・5機と弱含み。
[(Boeing)民間機部門の好調で”No1″の座を堅持するボーイング]
[(Boeing)業績好調のボーイングを率いる会長兼CEO、ジェームス・マクナニー]