2014年2月24日 小河正義
[(海上自衛隊)厳しい気象条件下の冬期パトロールでも、日本列島周辺の警戒監視に怠りない海自P3C”オライオン”]
津軽海峡を太平洋側から日本海へ航行する露海軍のミサイル駆逐艦などを哨戒中の海上自衛隊、P3C『オライオン』が発見した。防衛省統合幕僚監部が2月24日公表した。それによると露海軍の艦船を捉えたのは海自第2航空群(八戸基地)所属機。2月22日午後4時頃、青森県尻屋崎の北東50㌔の太平洋上で気ずいたという。
3隻からなる露艦船はその後、津軽海峡に入り日本海方向へ西進した。
識別の結果、ウダロイⅠ級ミサイル駆逐艦、アルタイ改級補給艦、ネフテガズ級航洋曳船各1隻と判明した。
旧ソ連時代の有力構成国、ウクライナで最近、起きた政変とNATO接近の加速化は今後、露空海軍の国境周辺での活発な動きに繋がると在京国際軍事情報筋は分析する。