[(Digital Globe)南インド洋上で、マレーシア機残骸の関連性が浮上した物体を捉えた”ワールド・ビュー2″衛星]
2014年3月21日(10:35) John Bosnitch & Aaron Terruli
乗客・乗員239人を乗せ行方を絶ったマレーシア航空、B777型機の残骸の可能性が注目される南インド洋上の浮遊物発見は米国の衛星写真撮影でリードする『デジタル・グローブ(Digital Globe)』の貢献が寄与した事が判った。米有力メディア、ABCTVが3月20日報じ、同社も確認した。
それによると豪州政府に南インド洋上での浮遊物を捉えたのは『デジタル・グローブ』が運用する『ワールド・ビュー2』衛星写真サテライト。3月16日に撮影されていたという。衛星カメラの解像度は最大、長さ50センチの物体が識別可能。米空軍の偵察衛星が解像度30センチと言われるので、民間用としてはトップクラスの性能。
『デジタル・グローブ』はマレーシア航空、行方不明直後から捜索活動をバックアップするため協力体制をしてきた。
南インド洋上で発見した浮遊物は2個で、うち1個は長さが24㍍とかなり大きい。現場付近が悪天候で、21日から豪州、米両軍の哨戒機が浮遊物の確認作業を急ぐ他、ノルウェーの大型自動車運搬船が海上での捜索に協力する為、航路を変更し現場へ急行中。