[(DOD)ICBMミニットマン配備のマルムストローム基地でのカンニング事件の処分を発表する空軍長官]
2012年3月28日(JST.15:45) Aaron Terruli
核弾頭積載の大陸間弾道弾(ICBM)配備基地で隠岐た隊員の技能審査を巡るカンニング事件発覚問題で、米空軍は3月27日、ミサイル連隊のトップ解任を含む高級将校9人への厳しい処分を公表した。
不祥事に巻き込まれたのは米中西部、モンタナ州に所在する米空軍マルムストロームICBM基地。同基地に駐屯する第341ミサイル連隊が内部検閲、調査でカンニング問題が発覚した。
カンニング問題が判明したのは核兵器取り扱いの使命や、安全管理等、最重要項目の部隊内でのテスト。テストに先立って回答が回覧されていたという。
部隊内の監督に重大な瑕疵があったとして同部隊のロバート・スタンレー大佐が司令官の地位を解任され、自発的に退役となった。同大佐に加え、中堅の部隊幹部将校9人にもカンニング問題への連座で他部門へ異動処分となった。
マルムストローム基地は米本土に展開する ICBM450発のうちの3番目の規模。冷戦時代は有事に対応する為、核弾頭がICBMに装填されていたという。