米空軍向け、先進EHF通信衛星3号機の運用テスト開始


Launch of Atlas V AEHF-3, September 18, 2013 from Cape Canaveral

[(Lockheed Martin)静止軌道へ先進EHF通信衛星を打ち上げたアトラスⅤロケット]

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[(Lockheed Martin)静止軌道を周回中の米空軍・先進EHF通信衛星]

2014年3月28日(JST.21:30)                 Aaron Terruli

米空軍が

次世代の軍事通信衛星網として、米空軍が構築を急いでいる『先進EHFサテライト』3号機の運用テストが、このほど開始された。ロッキード・マーチンが3月26日、公表した。同衛星は既存の軍事通信衛星『MILSTAR』に比べ通信容量、妨害等に際立った改良と技術進歩が採用されている。

『先進EHFサテライト』は、地上約、36,000㌔の静止軌道上に打ち上げられる。既存の軍事通信衛星『MILSTAR』に比べ、敵の核攻撃に伴う電磁パルスからの被害を回避出来る抗堪性があり、妨害電波による攻撃からも守られる。加えて、通信容量が飛躍的に増強された。

2010年8月に第1号が軌道に打ち上げられ、現在、第3号基まで周回中。最終的には4基で次世代軍事通信衛星網を構築する。同衛星網は外国の探知からの秘匿性もあり、米軍の軍事通信を基礎からレベルアップする。