B52戦略爆撃機、攻撃能力進化。新型情報通信装置『CONECT』装備


1st B-52 with CONECT upgrade delivery

[(Boeing)新型情報通信(CONECT)を装備、攻撃能力強化を図るB52戦略爆撃機]

2014年5月20日(JST.21:35)         Aaron Terruli

 米核戦力の一翼を担う米空軍戦略爆撃機、B52『ストラトフォートレス』が、攻撃能力を進化させる。新型情報通信装置『CONECT』の装備で、最初の機体がオクラホマ州、ティンカー空軍基地で引き渡された。現役に留まる78機のB52H型機に順次取り付ける。 B52H型機に新たに装備される新型『CONECT(Combat Network Communication Technology)』はデータリンクを追加、フルカラーで攻撃目標の最新データが映し出され、前の操縦パネルにこれまでにない戦闘情報をパイロットに提供する。 飛行中であっても目標の変更で状況が変わってもすぐ対応できる。その結果、パイロットを含む乗員は時々刻々変化する戦闘環境で生じる新事態を把握。脅威の事前探知等が格段に改良される。 B52H型機は78機が第一線に配備されバークデール(ルイジアナ州)、マイノット(ノースダコタ州)、アンダーセン(グァム)に展開中。紛争勃発時、出動するだけで核搭載能力が利き、軍事プレッシャーをかけられる。