2014年7月1日(JST.01:20) Aaron Terruli
ボーイングが韓国空軍の、空中給油機選定で正式に名乗り出た。米空軍が導入する次世代空中給油機、KC46『ペガサス』を6月30日までに提案した。韓国空軍の空中給油機部隊編成は、初めて。
KC46『ペガサス』は双発広胴型ジェット旅客機をベースに開発が決定。貨物専用機との部品など99%の共用性がある。米空軍は経年かが進む空中給油機部隊の抜本的機種更新で、ボーイングが新たに開発したKC46『ペガサス』の導入を決定。調達契約通りだと2027年迄に合計、179機の購入予定。米空軍の21世紀前半の3大軍用機調達プロジェクトの一つ。
韓国空軍は初の空中給油機飛行中隊編成で4機導入を検討中で2014年12月迄に機種選定を終えるべく、機体メーカーから正式の提案申し出をこのほど始めた。ライバルのエアバスもA330型機をベースにしたMRTT330を提案する見通し。
韓国空軍へ提案したボーイングのKC46『ペガサス』は”化学、生物、核の脅威”下でも作戦に投入可能。コックピットは小火器の攻撃曝されても、十分対応できパイロットを守る。空中給油に加え、貨物輸送、負傷兵の戦地からの救援にも使用可能。こうしたミッションをこなすため、カーゴ室の仕様を最小限の兵員で達成できる。
ボーイングは過去60年間の韓国との旅客機、軍用機等の取引や航空宇宙産業界との協力関係を空中給油機提案を機に更に強化したいという。
[(Boeing)韓国空軍に正式提案した次世代給油機,KC46″ペガサス”
[(AIRBUS)一足秋に欧州、中東などの空軍が採用を決め、運用中のエアバスA330MRTT]
ライバルのエアバスも欧州、中東なで売り込みに成功したエアバスA330MRTTを提案、韓国の空で両社が火花を散らす。