2014年3月26日(JST.18:40) 小河正義
防衛省統合幕僚監部は3月26日、露軍偵察機が中国地方日本海側に接近したのを受け、緊急発進したと発表した。
統合幕僚監部によると、3月26日、日本海西部を中国地方に向け南下接近する国籍不明機を航空自衛隊西部航空方面隊の防空レーダーが発見した。防空識別圏(ADIZ)を超えて、飛行を継続の動きがあり、待機中のF-15『イーグル』戦闘機等が緊急発進し警戒監視に当たった。
空自側パイロットの目視確認で該当機は、露海軍の電子偵察機、イリューシンIL-20型機と判明した。単独飛行だった。
レーダー等の追尾では露軍機は隠岐島方面に近ずいた後、対馬東方へ針路を変え、その後反転して往路をたどって沿海州方面へ去った。領空侵犯は無かった。
飛来の目的は不明だが、北朝鮮の弾道ミサイル関連の情報収集活動の一環かなど統合幕僚監部で分析中。