米フロリダ上空で、小型旅客機の緊急脱出スライド機内作動


2013-11-23     マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

米フロリダ半島上空で、11月20日午後、78人搭乗の小型ジェット旅客機が高度1万㍍付近を上昇中、突然、客室前部で、緊急脱出スライドが作動した。展開したスライドで客室乗務員が一時、逃げ場を失ったが、自力で逃れ同機は近くの空港に緊急着陸した。

現地のメディアによると飛行中、客室内で緊急脱出スライドが作動したのはフロリダ州マイヤーズ空港発、ボストン・ローガン空港行き、有力格安航空会社ジェット・ブルーのエンブレアルERJ-190型双発ジェット機。乗客74人と乗員4人の合計78人が乗り組んでいた。

フロリダ半島オーランド上空、9,600㍍付近を上昇中、機内に『バン』という破裂音が響いた。同時に客室前部で、突然、緊急脱出スライドが展開。客室乗務員1人が側壁に押し付けられ動きがとれなくなった。幸い自力で脱出、同機は直ちにオーランド空港へ緊急着陸を要請した。

機体は無事着陸し、損傷はなく乗客、乗員は全員無事だったという。

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