2013-12-17 伊達国重
韓国のスポーツ界には忌まわしき伝統がある。フェアプレーであるべきスポーツを裏で審判を買収して八百長を目論むことだ。
1988年のソウル五輪を覚えておられるだろうか?
若い方はご存じないだろうが、アジアで2度目に開催される夏季五輪ということで、日本も開催と運営に随分協力した大会だった。当時、私もテレビ観戦したが、呆れ返る試合があった。
ボクシングのライトミドル級、米国ロイ・ジョーンズ・ジュニア vs韓国 朴時憲の決勝戦だ。「盗まれた金メダル事件」と呼ばれ、韓国の審判買収が発覚した事件だった。
私はテレビでこの試合を観戦したが、米国人ボクサーと韓国人ボクサーでは力量の差がはっきりしており、韓国人ボクサーは文字通り滅多打ちにされ、二度もダウンを喫した。ところが試合結果は、韓国人ボクサーが判定勝ちとなって金メダルを獲得した。
「こんなバカな判定があるか!」。私は呆気にとられ、憤然とした。私ボクシングは好きで、プロとアマの判定法の違いくらいは分かっている。有効打数は圧倒的に米国人ボクサーが勝っていた。にもかかわらず韓国人ボクサーが勝者となった。
案の定、後日、この試合は審判が韓国に買収され、不正採点があったことが発覚した。日本のマスメディアは、五輪での審判買収という大不祥事にも拘らず、ほとんど報道しなかった。
動画とウィキペディア
http://www.youtube.com/watch?v=7bk6Qsus1Z8
2002年のサッカーの日韓ワールドカップ共催。この大会も日本単独で大会誘致を進めて準備していたが、直前になって強引に韓国が割り込んできた。韓国がどういう手口でFIFA役員に働きかけ、無理やり割り込んできたかは、容易に想像がつくだろう。お人好しの日本サッカー協会は、日韓共催ということなら辞退すると拒否すべきところを、受け入れてしまった。
この大会で日本代表チームはベスト16になったが、韓国代表チームは、ポルトガル、イタリア、スペインという強豪国を破ってベスト4まで怪進撃した。これらの試合で何があったかは、本物のサッカーファンなら誰でも知っている。今でもインターネット上にそれらの試合の奇怪な審判について多くのブログ等が載っているから、参照されたい。ちなみに韓国とドイツの準決勝戦は、疑惑の判定続きにたまりかねたFIFAが、予定していた審判団に替えて本部から審判団を送り込んで、ようやくまともな試合になり、当然、韓国チームは敗退した。当時、日本のマスコミは新聞もテレビも、日本チームが決勝トーナメント1回戦で敗退後は「同じアジアの韓国チームを一緒に応援しよう」などと無邪気を通り越して、馬鹿げて恥知らずな呼びかけを行った。こういう偽善的なマスコミが信用されなくなるのは当然だろう。
さて、2010年のバンクーバー冬季五輪。フィギュアスケートのキム・ヨナ選手の異様な高得点に疑念を持った方も多いだろう。韓国通の畏友に聞いたところ、韓国では五輪でメダルが狙えそうな有望選手については、政府がスポンサー企業を指定して、物心両面で選手を支える仕組みだそうだ。キム・ヨナ選手に関しては、冬季五輪の花形種目のフィギュアスケートでメダルが極めて有望だということで、三星電子(サムソン)の五男坊が「キム・ヨナ担当」になり、金メダル獲得のために全力を挙げて「支援」したという。
世界的な大企業にのし上がったサムソンが、全力で「支援」をしたということがどういうことか、すぐにお分かりだろう。韓国の伝統に従って、審判工作をしたということである。キム・ヨナと金メダルを争った日本の浅田真央選手が、わずかな回転不足も厳しく減点される厳格な採点をされた一方、キム・ヨナ選手は回転不足でも不問に付されるどころか、逆に大幅な加点をされるという異様な採点で、男子の演技に近い驚異的な点数となった。この奇怪な採点については欧州諸国のフィギュアスケートの解説者が五輪中継のテレビ番組で、言葉を選びながらも辛辣な批評をしていたので、インターネットで検索されたい。
2月からソチ五輪が開幕する。今回もサムソンがキム・ヨナ選手の担当となり、秘かに水面下で審判工作を大いにやっていることであろう。八百長採点の見返りに生涯年収をはるかに超えるような報酬額を提示されれば、審判も欲望に負けてしまうだろう。日本のテレビも新聞も、内心ではわかっているはずなのに、決して不正採点問題を取り上げない。
私はフェアプレーの精神に悖るそういう不公正なスポーツは許せないし、審判工作をしてでも金メダルを獲ろうとする下劣な人たちは絶対許せない。犬にも劣る下劣な人間のクズである。
−以上−