ー1月1日から適用ー
2014年1月21日 ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)
エアバスが機体価格改定を決め、このほど公表した。2.6％の値上げで全機種に適用する。実施は1月1日から。新価格は世界最大の旅客機A380型機が4億1,440万ドル、次世代省エネ広胴型機、A350XWB型機が2億6,090万~3億4,070万ドル、A330型機が2億2,170万~2億4,560万ドル、次世代省エネエンジン搭載A320neoファメリーが9,440万~1億2,050万ドル、A320ファメリーが7,190~1億1,010万ドルー等となっている。今回の機体価格改定についてジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は最新の技術を搭載し、優れた燃費効率を反映したものだと語った。航空業界の関係者は実際の契約では発注の規模、得意先などの条件でディスカウントが常識。特に新機種のローンチング・カスタマーに選ばれると契約条件は一層有利となる。既に確定発注したケースでも機体の引き渡し以前だと、エスカレーション・クロウズが適用され値上げの対象だ。エアバスは2014年の機体価格算出で2013~2014年1月迄の1年間の労賃、部品価格の上昇等、価格に跳ね返る計算式を用意している。
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