エアバス初の米最終組み立てライン、姿を現す


ー南部アラバマ州モビール空港隣接地区で順調に建設工事進展ー

2014年1月25日   マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

米国内で、エアバス初の最終組み立てライン建設工事が着々進行している。工事現場の米国南部、アラバマ州モビール空港隣接地区で製造工場の外形が次第に姿を見せてきた。ベストセラー機A320ファミリーの米国内生産拠点として2016年、初号機を米国の航空会社に引き渡すスケジュールだ。エアバスが”航空宇宙産業帝国”米国に最終組み立てラインを建設する事でライバル、ボーイングへ挑戦状を突きつける。

エアバスが公開したモービル最終組み立てラインの建設進行状況では巨大な屋根の構造部分に覆いのカバー取り付けが認められる。建設工事は大きな山場を迎えたという。エアバスによると、操業開始は2015年を予定。2016年からA320型機の製造が始まり2018年迄に年産、40機~50機の生産体制にする。

生産ライン工事進行に並行して現地で働く従業員の教育、訓練がエアバスのA320型機製造拠点、独北部のドイツ・エアバス社、ハンブルク工場で始まった。向こう数ヶ月、独人らと生産ラインに就き、技能を磨く。

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[(AIRBUS)外観が鮮明になってきたエアバス・モビール工場]

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[(AIRBUS)独エアバス・ハンブルク工場で始まった米国人従業員の教育実習]