ボーイング、B787"ドリームライナー"の新増産体制スタート


ー月産能力10機体制にー

2014年1月24日  マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

次世代省エネ広胴型機、ボーイング787『ドリームライナー』の更なる増産体制が1月24日スタートした。新生産体制下での第一号機がシアトル郊外の同社主力工場、エバレットの生産ラインを離れた。サウスカロライナ州チャールストンの生産ラインと合わせるとB787型機の月産能力はこれで10機に拡大される。客室、2通路配置の広胴型機では過去最大の月産能力。

新増産体制、初号機はリース航空会社大手、ILFC経由でアエロメキシコに引き渡すB787-8型機。同型機、累計155番目の機体。

ボーイングは生産の遅れを回復すべく、2012年11月に月産5機、2013年5月に同7機体制に引き上げてきた。好調な需要に応える為、2016年には月産12機、最終的には同14機に拡大する。

B787型機の受注は現在1,000機の大台を超え、将来は省エネ性能への期待で数千機の潜在需要が見込まれる。

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[(Boeing)月産10機体制下で初めてエバレット工場を出るB787型機]