露に潜水艦機密情報の売り渡し容疑で、米海軍元下級将校に30年の懲役刑


2014年2月11日    マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

ロシアに潜水艦関連の機密情報を売り渡そうとした容疑で、元米海軍の下級将校がバージニア州ノーフォークの連邦裁判所で懲役30年の刑を宣告された。事件を摘発したFBI(米連邦捜査局)のウェブサイトで明らかになった。懲役30年の厳しい判決は犯行が、米国の国家安全保障のセンシティブな分野に係わる他、同種の犯行を未然に防止する”警告”も込められている。

懲役30年の判決を受けたのは海軍の軍歴20年の元下級将校、ロバート・パトリック・ホフマン(40)。

事件を捜査したFBI、東部バージニア支局の声明だとホフマンは2011年11月、退役する迄米海軍で暗号分野の特殊任務につき、極秘情報や国家安全保障関連の情報にアクセス出来たという。

捜査当局が、ホフマンに疑惑の目を向けたのは『2011年、ベラルーシで3週間滞在。この間、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領と面会した事実をキャッチしたため』(バージニア州地元メディア)。FBIは”おとり捜査”に着手。露エージェントが情報と引き換えに多額の金銭を支払うとの偽の手紙を送り、ホフマンが飛びつき、機密軍事情報を詰めたフラッシュメモリーを指定場所に置いたのを動かぬ証拠に逮捕に漕ぎ着けたという。

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[(FBI)米最強のスパイ摘発機関、FBI本部]