露空軍初のステルス戦闘機、T-50の生産原型機がテスト基地到着


2014年2月21日    ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

実用化へ向け開発中の露空軍初のステルス戦闘機の生産原型機がテスト基地に到着した。開発を受け持つスホーイ社が2月21日、公表した。同機は、機体疲労テストを含む各種の試験に供され本格生産開始へ向け、最大の山場がちかずいている。

生産原型機が送り込まれたのはロシア南部、アストラハン州アクチビンスクのチカロフ国家飛行テストセンター。機体の空輸任務は操縦技量で最高のテストパイロット、セルゲイ・チェルニシェフがまかされた。

機体は飛行試験で使用中の機体より更に改修されたためPKA FA T50-2型機の名称がつけられた。

露空軍初のステルス戦闘機という事で、レーダー探知を回避する炭素繊維等の使用、推力変更エンジンの採用、赤外線の源、アフターバーナーの不使用等最新航空技術を惜しげも無く投入している。

原型機の初飛行は2010年1月末。インドも開発計画のパートナーに加え2016年の実戦就役を目指す。生産原型機の誕生でロシアのステルス戦闘機開発は熱を帯びてきた。

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[(Sukhoi) 露空軍初のステルス戦闘機PKA FA T-50]