大韓航空・航空宇宙事業本部(KAL-ASD)、エアバスに1千個目の『シャークレット』供給


2014年2月22日     ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

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[(AIRBUS)A320ファメリー向けのシャークレットを生産する大韓航空・航空宇宙事業本部の釜山工場]

大韓航空・航空宇宙事業本部はこのほどエアバスへA320ファメリー向けの1千個目の『シャークレット』(主翼両端に装備する補助翼)を供給した。同時に釜山の製造工場で両社の四半世紀に渡る協力関係を祝った。

『シャークレット』は主翼両端で飛行中生じる空気の渦(ウインド・ボルテックス)を減衰させ4%の燃費改善と航続距離の延伸を可能にする新型補助翼。サメの背びれに似ている為シャークレットの愛称がついた。大韓航空はA320型機に導入が決まったシャークレットの単独供給企業の特典を取得。2012年から釜山工場で量産体制に入り現在月産50セットへ増産中。A320neoシリーズでも標準装置として導入が決まった。

大韓航空・航空宇宙事業本部部はエアバス A330型機の外板の一部、A350XWB型機の貨物扉の製造に係わっている。