米空軍、次世代空中給油機『KC-46A』を"ペガサス"と命名


2014年2月22日     マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

KC-46A  Artwork K65667

[(Boeing)”ペガサス”と命名された米空軍次世代空中給油機]

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[(Boeing)ステルス爆撃機B2″スピリッツ”を相手に空中給油中の米空軍次世代空中給油機KC-46の想像図]

米空軍の次世代空中給油機の名称が明らかになった。『ペガサス(PEGASUS)』と命名された。空軍参謀長、マーク・ウェルシュⅢ世がこのほどフロリダ州オーランドで開催した米空軍協会のシンポジュームの講演の場で公表した。同将軍は次世代空中給油機、ボーイングKC-46Aの初号機が6月、進空するとの見通しも示した。

次世代空中給油機は激戦をへて3年前、ボーイングのKC-46A導入で決着した。初号機の完成へ向けボーイングのエバレット工場で製造が大詰めを迎えている。米空軍の空中給油機の大宗を占めるKC-135″ストラトフォートレス”の後継機として合計179機の調達が決定。2017年迄に第一陣の18機が米空軍に納入予定。2027年に最終号機を引き渡す計画だ。

オバマ政権が国防予算に大ナタを振るう中でKC-45A製造、調達は米空軍の最優先項目としてペンタゴン内で守り抜かれた。日本の航空自衛隊も昨年暮、決めた中期防衛力整備計画で空中給油機部隊の戦力強化で同型機を導入する可能性は大。

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[(USAF)米空軍制服組のトップ、マーク・ウェルシュ空軍参謀長]