中国海軍、南西諸島近くでミサイル駆逐艦等が洋上訓練実施


2014年3月10日 小河正義

2014-03-11  Revised

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[(海上自衛隊)青森県・大湊基地から南西諸島周辺の領海警備実施等で動員された護衛艦"すずなみ"(4,650㌧)]

防衛省統合幕僚監部は3月10日午後、南西諸島近くの西太平洋を舞台に中国海軍がミサイル駆逐艦など4隻の洋上訓練、実施を確認したと公表した。

それによると、3月7日、沖縄本島、南西約550㌔の西太平洋上で中国海軍の『ルーヤンⅡ級』ミサイル駆逐艦、『ジャンカイⅡ級』フリゲート艦2隻に『フチ級』補給艦の4隻が参加した艦載ヘリコプターの飛行訓練、艦船の陣形運動を捉えたという。

警戒監視に当たったのは海上自衛隊第3護衛隊(青森県大湊基地)所属護衛艦『すずなみ』(4,650㌧)と第5航空群(那覇基地)のP3C『オライオン』。

4隻の中国海軍艦船は、訓練終了後、3月10日午前7時頃、与那国島南南東約44㌔付近を東シナ海へ向け北東方向に航行。与那国島の接続水域に入域後、午前10時頃すべてが出域したという。前日の戦略爆撃機、H-6型等3機の空軍機の南西諸島接近飛行を重ねると『エアー&シー・バトル』戦略を取り出した可能性が濃厚だ。

防衛省の鉄壁の対抗戦略をぜひとも準備してほしい。

今回は防衛省より鮮明な中国艦艇の写真が提供されたので併せてご覧頂きたい。

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図:(防衛省)「旅洋II型」ミサイル駆逐艦。艦番号150は「長春」(Changchun)、2013 年に就役したばかりの新鋭艦、「旅洋II型」は5隻が就役済み、1隻が建造中。中国版イージス艦と呼ばれる艦隊防空艦。満載排水量7,100㌧でHHQ-9 SAM用VLS 6連装を8基前部甲板に装備する。

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図:(防衛省)「江凱II型」フリゲイト艦。艦番号548は「益陽」(Yiyang)、2010年就役、「江凱II型」は16隻が就役したと見られ、満載排水量4,000㌧、HHQ-16 SAM用VLS 32セルを1基装備する。中国海軍の外洋進出の柱。

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図:(防衛省)同じく「江凱II型」フリゲイト艦。艦番号549は「常州」(Changzhou)、2011年j就役。

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図:(防衛省)「福地」(Fuchi)級補給艦。中国海軍の主力補給艦で1、2番艦が2004年に就役、これは艦番号890なので最近完成した3番艦と思われる。満載排水量23,400㌧、全長178.5mの大型艦である。燃料1万㌧、飲料水250㌧、貨物680㌧の補給が可能。補給ポストは前部が燃料や飲料水補給用、後部がドライ貨物用である。

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