2014年3月23日(JST.21:40) 小河正義
防衛省統合幕僚監部は3月23日、中国の小型双発プロペラ偵察機が尖閣列島に接近したのに伴いスクランブル行動に出たと発表した。
統合幕僚監部によると、3月23日、東シナ海上空を尖閣列島方面に接近南下する国籍不明機を航空自衛隊南西航空混成団の防空レーダーが探知した。那覇基地で待機中のF-15『イーグル』戦闘機2機が直ちに緊急発進出動した。
目標に接近、肉眼で確認した結果、国籍不明機は中国国家海洋局所属、ハルビン航空機製Y-12双発ターボプロップ機と判明した。
該当機は大陸方面から南東方向に飛行、尖閣列島北方、約110㌔で針路を北北東にかえ、その後大陸方向へ去ったという。領空侵犯には至らなかった。
図:(防衛省)3月23日沖縄尖閣諸島近くに飛来した中国海洋局Y-12の航跡。
図:(防衛省)3月23日尖閣諸島近くに飛来した中国Y-12偵察機。