[(AIRBUS)ツールーズ工場で順調に進展するエアバスA320neo最終組み立て作業]
2014年5月4日(JST.20:00) John Bosnitch
次世代省エネエンジン搭載のエアバスA320neo初号機の最終組み立て作業が、南仏・ツールーズ工場で順調に進展している。目下、機体前部と後部を接合する過程が山場。2014年後半の処女飛行と、来年の顧客への引き渡し開始は予定通り。
A320neoの製造では欧州の航空宇宙産業界が総出で取り組んでいる。胴体部は独北部のハンブルク工場が前部を、後部は仏・サン・ナゼール工場が担当。主翼は英・ブライトンで製造された。垂直尾翼は独・シュターデ工場、水平尾翼はスペイン・ガタフェ工場が受け持った。
搭載する次世代省エネエンジンはPW1100G-JMをP&Wが製造する。世界3大航空機エンジン・メーカー、P&Wが参画した。
次世代省エネエンジン搭載でA320ファメリー、最新型-neoの登場で、燃費は15パーセント向上。i機当たりの排ガスが年間で3,200㌧削減されるという。
エアバスによると、現在、50社から2,600機の発注が寄せられている。次世代省エネエンジン搭載狭胴機の市場占有率は6割で、ライバル機を開発中のボーイングを圧倒している。
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