インド海軍、ボーイングP8I『ポセイドン』4機目受領


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[(Boeing)インド海軍が受領した4機目のP8I”ポセイドン”]

2014年5月24日(JST.08:50)                       Aaron Terruli

ボーイングは5月24日、インド海軍へ4機目の対潜哨戒機、P8I『ポセイドン』の引き渡したと公表した。同海軍の発注機数は8機。これで折り返し点を通過した。同機は5月21日、ラジャの航空基地に到着した。性能評価中の先行、同型3機に加わる。数ヶ月中にテスト飛行を開始する。

ボーイングP8A『ポセイドン』はB737NGの機体を転用して、P3C『オライオン』の後継機として開発した次世代対潜哨戒機。電子情報収集、偵察映像撮影など各種センサーに加え、潜水艦攻撃の対潜爆弾を主翼下に懸垂する。攻撃、偵察、潜水艦探知で最高水準の性能を有する。P8Iはインド向けの派生型。独自のシステム等、インドの防衛環境にあった改修をしている。

中国海軍が中東とアジアを結ぶ原油海上輸送ルートの牽制へ着々、原潜部隊を強化している。インド海軍の対潜能力向上は欧米、豪州、日本等に強力な援軍となる。