[(Northrop Grumman)滞空型、無人偵察機ノースロップ・グラマンの”グローバル ホーク]
2014年6月4日(JST.9:30) Aaron Terruli
滞空型無人偵察機として米軍事戦略の重要な要となっている『グローバル ホーク』の運用実績が格段に向上したことが判った。製造メーカーのノースロップ・グラマンがこのほど公表した。それによると、2014年の1週間当たりの運用実績は昨年の実績に比べ53%も向上したという。国防費のコストカットで懸命のペンタゴンにとって朗報に違いない。
ノースロップ・グラマンが明らかにしたところでは、2014年2月の『グローバル ホーク』運用実績は1週間で665飛行時間。昨年の実績、週間当たり433.8時間に比べ53%も上回ったことが判った、運用コストは2013年が前年比30%減で、今年は更なる改善が期待できる。
こうした背景にはノースロップ・グラマン社などの地上支援体制の改善が寄与している。『グローバル ホーク』は米空軍を中心に海軍、NASA(米航空宇宙局)などで合計32機が利用されている。
これから同機の導入を検討している日本の防衛省にとっても今回の運用データは心強い。
[(Northrop Grumman)飛行中の”グローバル ホーク”]