資料)パイロットの肉眼に有害なレーザー光線の分布] [(FAA)パイロットの視力を奪う操縦室へのレーザー光線照射] [(FAA)急増する航空機を狙ったレーザー光線照射] 2014年6月15日(JST.09:50) John Bosnitch カナダのナノテク技術利用のハイテク企業が飛行中のパイロットをレーザー光線照射の被害から守る革新的な材料の開発に成功した。エアバスは航空の安全を守る有益なテクノロジーとの内部評価で、このほど更なる実用化へ共同で当たる協定を締結した。 [(AIRBUS)カナダ、Ramda Guardが開発に成功したレーザー光線防御の新素材} [(AIRBUS)”危機が待ち受ける離着陸時の11分”はレーザー光線照射でパイロットを恐怖に追い込む] エアバスによると革新的技術開発を成し遂げたのはカナダ所在のナノテク企業『Ramda Guard』。新技術は『特殊なフィルム状の透明カバー』。操縦室前面の風防ガラス内側に貼付けるだけ。万一、操縦室のパイロットを標的にレーザー光線が照射されても、保護する機能が証明されたという。 レーザー光線のうち最も有害なのが緑の波長。赤、青に比べ肉眼への影響は大。レーザー光線照射を真面に受けると一時的に視力を失い、最悪のケースでは失明に繋がりかねないないという。視界が失われ飛行継続に重大な支障となる。 離陸後3分、着陸前8分の11分間はパイロットにとって最も緊張の瞬間。『クリティカル11ミニュッツ』と名付けられる。 FAA(米連邦局)の調査では飛行中の航空機を狙ったレーザー光線照射は2012年に年間、3,482件。2006年に比べ16倍の増加。FBI(米連邦捜査局)も事故を引き起こす刑事犯罪として強制捜査の対象にしている。レーザー光線の肉眼への影響は光源が5㍉ワットだと2マイルの圏内。出力に比例し到達距離は、拡大する。